土曜日の午後、ミシシッピー河沿の散歩道を歩いていたら、レストランらしき建物の前に大きなロブスターの看板が。。。だいたいこういうロケーションに派手な看板というのは、観光客相手の割高でそれほどおいしくないツーリストトラップと言われるお店が大い。天気は快晴、時間は昼どき、外でのパティオ席、そしてパティオから流れてくるファンキーなジャズのサウンド。ギターにハーモニカにボーカルも悪くない。家族4人とも、まさにトラップ(罠)にかかるように、店の中に引きこまれていく。
子供達もバンドの演奏に夢中。まあ、ニューオリンズらしい雰囲気を味わえるのだしいいだろうということで、バンドのすぐ前のパティオ席に座る。
地ビールに生ガキ。これは悪くない。牡蠣は新鮮で甘くくせもなく次々と口へ入っていく。しかし、ひとつ気に入らなかったのがカクテルソースがパッケージに入っていたこと。手作りでなくても、せめて小さな器に入れろよといいたい。機内食に出てくるような小さなパッケージに入っている。これでこのレストランのフードへのこだわりの無さというのが垣間見える。悪い予感が的中するかのように、他に頼んだ食べ物はどれもそれほどたいしたことなく、普通の味。ガンボにレッドビーンズ&ライスというニューオリンズを代表する食べ物なのに「わお~」と言えるおいしさではない。やっぱりな。
全く最初から予想したとおり、普通のごはんで一流の価格。まさに罠にはまったのだった。それは承知でそれでも楽しめたのは、ニューオリンズの持つ魅力。良い音楽と良い眺め、生ビールがあればフードはまあいいかと思えるのだった。
ニューオリンズ残り一日、おいしい食べ物とコーヒーのサーチはまだまだ続く。