最近巷で女性同士での飲み会のことを女子会というらしい。女子、と言っても年齢は関係ないというので、妙齢の(笑)おばちゃん4人組の飲み・食べ会も女子会と言っていいのか。1月初旬に行ったので新年会というほうがわたしにはしっくりくるんだけど。どうも日本の流行語にはついて行きたくてもついて行けていないようだ。
一応、皆が主婦業を終えた夜の7時ぐらいから始まったその新年会、メニューは前菜のサラダや海老、季節はずれの焼きなす、そしてメインはお鍋。日本人だけで集まるときは、やっぱり日本食がいい。日本食のおいしさを一番よく共感できるのは日本人だからかな。アメリカの中でも南カリフォルニアは日本食材が極めて簡単に手に入るので、かなり恵まれていると思う。白菜や春菊、水菜の野菜類、しいたけ、シメジ、えのきのきのこ類をたっぷり入れた水炊きを食べた。メインの具は豚肉、牡蠣、鮭、海老。ちょっと節操がなかったかな。料理雑誌なんかでシンプルに2-3種類の材料しか使わない鍋レシピを見ると、数少ない素材で、その長所だけをいかした潔よさにあこがれる。でも口卑しいわたしには無理。めったにしない鍋料理なのであれもこれもいれたい。これでもがんばっておさえた方だ。鶏肉と餃子の準備もしていたので、それも投入するはずだったが量的に多すぎるのでやめておいた。
日本でOL(こんな言い方今もありかな~?)していたころ、職場の近くのカレー屋にいろんなトッピングがあった。それこそ餃子をのせたカレーなんていうものもあって、同僚の若い女の子と、「彼氏がこんなセンスないもの選んだら冷めるよね~」なんて笑っていたが、今やそれも許容範囲内かも。自分は欲しくなくても、いいやん、好きやったら何食べようと人の勝手やん。・・って口卑しい人間の自己弁護だろうか・・・。
お鍋におけるお母さん役のはずだったわたしは途中で勝手に放棄、子供役に翻って食べるだけになっていた。鍋が煮詰まってますますゴッチャ煮の様相が強くなったところでお鍋は終了~。それからもおしゃべりは止まることなく、デザートへ。パンナコッタのオレンジグランマニエソースがけと、アーモンドビスコッティ。夜なのでカフェインレスのコーヒーと一緒に。いつも早寝の彼女一人を危うく失いかけたが、途中無事生還し、結局宴は早朝5時まで(コーヒーはレギュラーで良かったってことね)。どんだけしゃべることあんねん。10時間のおしゃべりマラソンはようやく閉会となりました。
普段はそれぞれ家庭や仕事で忙しくしていて、生活パターンも違うわたしたちだが、共通しているのは皆日本人で、アメリカに住んでいて、多かれ少なかれストレスを抱えているということ。こうして日本食を一緒に食べて、飲んで(ほとんどお茶だったけど)、「日本語で」おしゃべりをして発散する機会があるというのは必要不可欠。飲み会、女子会、新年会、名前なんてなんでもいいのだ。こういう楽しみがあるから、また明日からがんばっていけそうな気がするんだもんね。