アメリカの朝食と言えば、卵やベーコン、パンケーキやワッフルがどっか~んというガッツリ系か、冷たい牛乳にシリアルという簡素なものをイメージすると思いますが、温かいオートミールというのもかなり一般的です。特にオートミールの優れた栄養的価値から健康志向の人達の間では定番とも言える朝ごはんです。
インスタント大国アメリカには、もちろんオートミールも一食分一袋入りでお湯をかけるだけのインスタントオートミールがたくさん売っています。プレーンなものから、シナモンやレーズン、ナッツの入ったもの、そしてフルーツ系やクリーミーな甘いものまであります。インスタントのものも決して悪くはなく、時間のない朝にはもってこいなのですが、お鍋でコトコト煮込んだ手作りオートミールは、やっぱり美味しく、朝から心も体も温まります。それに、自分の好きなように味を調整できるのもいいところ。ここではりんごとレーズンとくるみを入れていますが、バナナや桃を刻んで入れてみたり、ドライクランベリーやアーモンドスライスなどを入れても美味しいです。甘さも、ブランシュガー、グラニュー糖、ハチミツ、メープルシロップ、またはアガべシロップなどを使って好みの甘さに仕上げます。
手間がかかりそうですが、結構簡単。材料を入れてお鍋で15-20分煮込むだけ。うちではオートミールの日は、まずは鍋を火にかけてからコーヒーを入れて子供のお弁当を作ります。みんなが起きてくる頃には、熱々の朝ごはんが出来ているのです。
オートミールは、インスタントでなくてもいろいろタイプがあります。ここでは、しっかり煮込んでも少し歯ごたえが残る大粒のオールドファッションな普通のオートミール(Rolled Oats)を使っています。クッキーに入れたりするのもこのタイプが一般的です。他にはもう少し小ぶりのSteal Cutタイプのものや、短時間で煮れるQuick Oatsなどもあり、調理時間を短縮したい場合には便利だと思います。メーカーやオートミールの種類によって調理時間や水加減は微妙に異なるので、このレシピだけでなく、パッケージの裏の調理法方も参考にしてください。
- 水 2カップ
- 牛乳 2カップ
- ブランシュガー 大さじ2
- グラニュー糖 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- オートミール(Rolled Oats) 2カップ
- りんご 1個 (細かく切る)
- シナモン 小さじ1
- レーズン 1/4カップ
- くるみ 1/4カップ (細かく刻む)
- バター 大さじ1
- 水、牛乳、ブラウンシュガー、グラニュー糖、塩を入れ、軽く混ぜ合わせ火にかける。
- 沸騰したらバター以外の残りの材料をすべて加えて混ぜ合わせ、再び沸騰したら弱火にして時々かき混ぜながら15分から20分、好みの柔らかさに仕上がるまで煮る。水分が足りないようであれば水か牛乳を足す。
- 最後に好みでバターを入れて混ぜ、火からおろし蓋をして2-3分蒸らす。