アメリカ南部のお米料理、ジャンバラヤ。ソーセージや鶏肉、海老などの入ったスパイシーな炊き込みご飯で、アメリカのどこのスーパーでもジャンバラヤミックスのような箱入りの調味料が売っているくらい、みんなに親しまれている家庭料理です。
お米大好き日本人の私にとって、スパイスや味付けは違っても、お米料理のジャンバラヤはやっぱり食べやすく、学生の時からジャンバラヤキットを買ってよく作っていました。スパイス大好きなうちの夫の好物でもあるので、うちの食卓には結構頻繁に登場します。年に何度か夫が作る数少ない料理のレパートリーの一つでもあるのですが、私がミックスを使わずに一から手作りするようになってから、何故か全然作ってくれなくなり、最近では私の担当になってしまっています。ジャンバラヤミックスの調味料も決して悪くないですが、やっぱり野菜をきっちり炒めて自分で作ると風味が良く、スパイスも好みに配合できるところがいいです。
材料さえ揃えば、一つの鍋で簡単に作れる料理です。日本でジャンバラヤというと、結構ピラフっぽいものが出てきたりもしますが、こっちではもう少しドロっとしたものが多いような気もします。我が家でも、トマトたっぷりで汁気が多く、どちらかというとリゾットに近い食感のものが好きなので、このレシピもそんな感じになっています。水分は好みで調整してみてください。
スパイス類も、ここではクレオール風の配合になっていますが、これもお好みで調整可能です。ジャンバラヤも各家庭で味付けや作り方が違うという家庭料理ですので、自分の配合を見つけるのも楽しいものです。カイアンペッパー(粉末赤唐辛子)は結構辛いですので、お子様や辛いのが苦手な方が食べられる場合、ごく少量かなしで後で追加するくらいの方がいいと思います。
- オリーブ油 またはサラダ油 小さじ2
- 玉ねぎ 1個 (粗みじん切り)
- ピーマン 大1個(日本サイズのピーマンなら3個ほど)(粗みじん切り)
- セロリ 1本 (粗みじん切り)
- にんにく 2かけ (みじん切り)
- スモークソーセージ 350g(輪切りにする)
- 鶏肉 皮なしもも肉かむね肉 200g(一口大に切る)
- 米 2合
- チキンブロス(またはブイヨン) 3カップ(720ml)
- トマト缶 (ダイスまたはホールを潰す) 28oz(794g)1缶
- ベイリーフ 1枚
- 塩 小さじ1
- こしょう 小さじ1/2
- パプリカ(粉末) 大さじ1
- クミン 小さじ1/2
- オレガノ(ドライ) 小さじ1/2
- タイム(ドライ) 小さじ1/2
- カイアンペッパー(粉末赤唐辛子) 小さじ1/4から1/2
- 海老 250g (殻を取り背開き)
- パセリ(飾り用) 適宜
- 厚手の大きめの鍋を中火にかけ、オリーブ油(またはサラダ油)を熱し、玉ねぎ、ピーマン、セロリ、にんにくを入れて10分ほど炒める。
- 1にソーセージと鶏肉を入れて、軽く炒める。
- 米、チキンブロス(ブイヨン)、トマト缶、ベイリーフとすべての調味料を加え、全体を混ぜる。沸騰したら弱火にし、蓋をして20分煮る。途中、何度か蓋をあけて焦げ付かないように底からさっとかき混ぜる。
- 最後に海老を加え、さらに5分から10分、蓋をして海老に火が通るまで煮て火からおろす。
- 皿に盛り、好みでパセリを添える。