お祭りやフェアーなどのスイートショップで売られているキャンディーアップル(りんご飴)。実はアメリカではハロウィンのお菓子としても知られています。そりゃそうですよね、りんごの美味しい秋で、ハロウィンと言えばキャンディーですから。日本でもりんご飴は子供達に大人気で、お祭りの時に食べる特別なお菓子ですが、アメリカの子供達にとってもそれは同じ。どこに行っても売ってるわけではなく、年に一度特別な機会に食べられるか食べられないかの、子供達の憧れのお菓子なのです。
金曜日学校から帰宅した子供達に、「キャンディーアップルを作るよ!」と誘ってみたら、二人とも信じられないくらいの喜びよう。今まで遊園地やフェアーで売られているりんご飴を何度ねだられたことか。それでも、娘は「生まれて一回も食べたことがない!」と言い切るくらい、憧れのお菓子だったらしい。。。そういや、「また今度にしよう。」とか、「これから乗り物のるから無理よ。」とか、「代わりにポップコーンにしておこう。」などなどの理由をつけて、買い与えたことなかったかも。。。いや、かすかに記憶に残っているのが、まだ娘が小さかった頃どこかでキャンディーアップルを買い与えたとき、あまりにも食べるのが大変で、顔も手もべとべと、砂糖の食べ過ぎで機嫌もぐちゃぐちゃになり、大騒動したことが。。。なので、「キャンディーアップル(りんご飴)=大変!」と私が無意識に避けていたのかもしれません。
子供にとっては夢いっぱいのお菓子。そして、大人になっては「大変!」で片付けられてしまうのだから、やっぱり素直に喜んでもらえる間に食べさせてあげたいなということで、家で作ってみることにしました。りんご飴を食べたことのない子供っていうのは、やっぱりかわいそうですよね〜。。。(反省。)
アメリカのキャンディーアップル、日本のりんご飴との違いは、こちらではど派手なトッピングが多いということ。アイスクリームにしても、クッキーにしても、アメリカ人はなんでもトッピングが大好き!ディズニーランドに行けば、ミッキーやミニーマウスの形をしたものや、とてもカラフルなトッピングがこれでもか〜というくらい、た〜っぷりのっているキャンディーアップルが売っているのも有名です。うちも、何度もディズニーランドでねだられたことありますが、もちろん買ったことなかったのです。(確かお値段もすごく高かったような。。。)
でも、せっかくハロウィン間近に家で作ろうと思いたったのだから、うちでもトッピングつきの何でもありのキャンディーアップルを子供達の思うがままに作らせました〜!これを食べるには、手も顔もねとねとでべとべと。歯が折れるか、大人の場合歯の詰め物がとれるか。。。と思うくらい、食べやすいお菓子ではありませんが、いいのいいの。人生のうちで、きっと数えるくらいしか食べることないんですからね〜!
- 好みのりんご 8〜12個(大きさにより異なる)
- キャンディーまたはアイスキャンディー用のスティック 8〜12本
- グラニュー糖 3カップ(600g)
- 水 1カップ(240ml)
- コーンシロップ(または水飴)1/2カップ(120ml)
- 食紅 少々
- 好みでトッピング(ナッツ、ミニマシュマロ、ミニチョコチップなど)
- りんごは洗って水気をよくふきとり、芯の部分に上から下までスティックを突き刺す。天板にアルミホイルをしき、薄くサラダ油(分量外)を塗っておく。トッピングをする場合は、小さなボールなどに入れてすぐに使えるように用意しておく。
- 手つき鍋に、グラニュー糖、水、コーンシロップ、食紅を入れ、中火にかける。キャンディー用の温度計を入れ、摂氏約150度(華氏490度)になるまで煮詰める。途中、混ぜないこと。
- 火からおろし、りんごを飴にひとつずつくぐらせ、用意していた天板の上にのせてかわかす。トッピングをする場合、表面が乾く前にすばやくつける。大きめのものを手でつける場合は火傷しないように!
- 完全に飴が乾くまで1時間ほどおく。