1年中、どんな果物でもマーケットに並ぶアメリカ。12月でもすいかが売ってたりします(笑)。旬のものが中心の日本とはちょっと違うかもしれませんね。それでも、たくさんあったベリー類や桃類が少なくなる秋には、りんごと共に、洋ナシが棚で幅を利かせるようになります。
アメリカのスーパーマーケットで売っている洋ナシの主な種類はバートレット(Bartlett)、 ダンジュ(D’Anjou)、 ボスク(Bosc)、 などですが、わたしがいつも買うのはバートレット。熟れた時の甘~いかおりが大好きなんです。よくおやつや朝ごはんに、丸まま皮ごと食べちゃいます(切れよ・・)。それだけでおいしい秋の洋ナシですが、焼き菓子に入れるとこれがまたおいしい。甘いカスタードやアーモンドクリームなんかと相性抜群です。
お菓子だけでなく、マフィンに入れてもなかなかいけます。普段は定番のブルーベリーやチョコチップなど、こどもが好きそうなマフィンを作っていますが、秋にはこんなのもいいでしょう。洋ナシにぴったりのアーモンドと組み合わせて焼いてみました。梨の種類はお好きなものでいいと思いますが、熟しきっていない少しかためのものを選ぶといいかもしれません。焼きあがりもしゃきしゃき感が残ります。お好みでシナモンやナツメグなどのスパイスを少し加えても。アメリカのホリデーシーズンはスパイスの効いた食べ物が多いので、ここではあえてプレーンに仕上げました。
家族や友達と集まることの多いこの季節。みんなでゆっくりできる朝に手作りのマフィンはいかがですか。
- バター(室温) 1/2カップ (115g)
- ブラウンシュガー (きつくおさえて)1/2 カップ (115g)
- はちみつ 1/4カップ (60cc)
- たまご 2こ
- バニラエッセンス 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/4
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 重曹 小さじ1
- 薄力粉 1½ カップ (195g)
- アーモンドミール 1/3カップ (40g)
- ヨーグルト 1/4カップ (60cc)
- 牛乳 大さじ3
- アーモンドスライス (軽く焼いて、砕いたもの)1/2 カップ (60g)
- 洋なし 小2個 (1センチ角に切ったもの)
- ざらめ 適量
- オーブンを190度(華氏375度)に予熱し、マフィンパンにマフィンカップをしいておく。
- バター、ブラウンシュガー、はちみつをミキサーで混ぜ、白っぽいクリーム状にする。たまごとバニラを入れ、更に混ぜる。
- 中ぐらいのボールに塩、ベーキングパウダー、重曹、薄力粉、アーモンドミールを入れて混ぜ合わせる。別のボールでヨーグルトと牛乳を混ぜておく。
- 粉類の半分を2に入れて混ぜる。次にヨーグルト液を加えて混ぜた後、最後に残りの粉類を入れて、粉っぽさがなくなるくらいまでミキサーで混ぜる。
- アーモンドと洋なしを加えて、へらで混ぜ合わせる。
- 生地をマフィンカップの3/4の高さまで入れ、ざらめをかけて、オーブンで15分から20分焼く。