アメリカで根菜というと、やっぱりじゃがいも。マッシュポテトやフレンチフライ、ハッシュブラウンなど日常的に見かける食材です。でも、じゃがいもってこちらでは野菜というよりは主食扱いなような気がするけど、うちだけかしら・・。わたしの夫は夕食にじゃがいも料理をだすと、「じゃがいもがあるからごはん(パン)はいいや。」と言います。一緒に暮らし始めたころは、ええーっ、じゃがいもがごはんの代わりー?となんだか物足りないような不思議な感じでしたが、今では慣れてわたしも同じような食べ方になりました。
日本では見かけないアメリカの根菜のひとつ、ヤム芋は、わたしは1年の中でホリデーにしか使わないし、サラダなどによく入ってるビーツやヒカマ(jicama)などは、レストランや誰かの家で出されればおいしくいただきますが、うちの普段の夕食に登場することはまずないですね。きらいなわけじゃなくて、使い慣れていないんですよね、アメリカの根菜って。でもスーパーマーケットにはもちろんたくさんの根菜類が置いてあって、特に冬のホリデーシーズンにはいろんな種類が山積みになって売っています。そしてこれらの旬の根菜はきっとホリデーディナーのいろんな副菜となるんでしょう。
クリスマスにはうちではいつも同じスイートポテトの飴煮やマッシュポテトを作るのですが、今年はちょっと風変わりなグラタンを作ってみようと思います。使う根菜は、おなじみのじゃがいも、紫じゃがいも、さつまいも、ヤム芋、そして、パースニップ。パースニップは見かけは白いにんじんみたいですが、味は甘い蕪のような感じです。ちょっと残る後味がホースラディッシュ(西洋わさび)のようでもあります。
夕食に、このいも類たっぷりのグラタンを出してみたところ、夫はパンもしっかり食べていました。これは主食ではなく「おかず」の位置づけだったようです。というわけで、副菜に決定(笑)。ホリデーディナーのサイドディッシュにどうぞお試しください。
レシピはGuy FieriのRoot Gratinを参考にしました。
- じゃがいも 250g
- さつまいも 250g
- 紫じゃがいも 150g
- ヤムいも 150g
- パースニップ 150g
- 生クリーム 1/2カップ(120cc)
- チキンストック 1/4カップ(60cc)
- にんにく(みじん切り) 大さじ1/2
- ゴルゴンゾーラチーズ(崩したもの) 85g
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 適量
- 野菜全部の皮をむき、5mmの輪切りにする。
- 生クリーム以下の残りの材料すべてを、大き目のボールに入れて混ぜる。そこに野菜を入れて和える。
- 耐熱容器に2を汁ごと入れ、アルミホイルをかぶせる。摂氏205度(華氏400度)で予熱したオーブンで1時間焼く。アルミをとって、摂氏260度(華氏500度)で5-8分、焦げ目がつくまで焼く。