ここアメリカ南カリフォルニアでは、日本人が中華を食べるように、メキシコ料理が食生活に浸透しています。ハンバーガーやピザが代表的なアメリカと思いきや、実はこの辺りではタコスも同じくらいにポピュラーかも。魚のフィッシュタコス、ステーキのカルネアサダタコス、そして時には鴨肉やローストポークを載せたり、メキシコ国境の町サンディエゴでは、タコスのグレードは結構上なのではないでしょうか。でも、ここで紹介するのは、ごくごく普通のアメリカンなひき肉のタコス。
今年、公開された大ヒット映画、LEGOムービーで、「タコ・チューズデイ(Taco Tuesday)」という言葉が出てくるんですが、そういや日本でも公開になった映画の日本語版ではどのように翻訳されているのだろうとかなり気になってます。タコ・チューズデイというのは、その名の通り、タコスの火曜日。火曜日はタコス!もともとアメリカのメキシコ料理チェーン店が平日の客集めの為に、火曜日限定でタコス3個で1ドル?とかいう激安タコスのキャンペーンを始めたのがきっかけとか。このタコ・チューズデイという習慣、実は家庭でも広まっているようで、火曜日の晩ご飯はタコスよ〜とお家でタコスをするところも多いようです。ジャンクに思いがちなタコスですが、肉も野菜も入れられるので、バランスは悪くない。そんでもって、材料さえ用意しておけば、簡単!うちでも、特に先月LEGOムービーを観に行ってからは、なんとなくタコ・チューズデイをすることが多くなり、いろいろなタコスを家で食べてます。だいたいは、生のトルティヤに焼き魚とサルサをのせるだけとかシンプルなものなんですけどね。火曜日の夕飯にそんな時間はかけられないですからね。
そういやこのサイトにあったようでなかった、普通のひき肉のタコスのレシピ。めちゃめちゃ単純バージョンで、具材もいたってシンプル。アメリカン!を念頭に、アメリカ全土の家庭で食べられているような、基本のタコスです。こちらでは、タコスシーズニングたるスパイス類を配合して袋に入ってる使いきりのスパイスキットもあるんですが、どうせ全部家にあるようなスパイスが配合されてるだけだろうということで、うちでは適当にいろいろ混ぜて作ってます。今日は時間もなかったので、シンプルに肉とチーズにトマトとレタスで、上からホットソースかけただけですが、手作りサルサを上からかけても美味しいですよ〜。
では、日本でもタコ・チューズデイ、いや火曜日はタコス!はじめてみてくださいね。
- サラダ油 小さじ1
- にんにく 2かけ(みじん切り)
- 牛ひき肉 1パウンド(450g)
- トマトソース 1缶(425g)
- パプリカ(粉末) 小さじ2
- クミン(粉末)小さじ 2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 小さじ1/2
- タコスシェル(市販品)12個
- トマト 2個(みじん切り)
- レタス 1/2個(千切り)
- チーズ(シュレッドタイプ)適量
- 好みでホットソースやサルサ、香草 適量
- 深めのフライパンに油を入れて熱し、にんにくとひき肉を炒める。ひき肉に火が通ったら、トマトソースとスパイス類全部を入れて、蓋をせずに20分弱火で煮込む(トマトソースの水分がとぶまで。)味見をして塩やスパイス類を追加して味を整える。
- タコスシェルを天板に並べ、摂氏215度(華氏425度)に予熱したオーブンで2分ほど温める(焦がさないように気をつけて!)
- タコスシェルに、ひき肉とトッピングをのせて、好みでホットソースやサルサや香草をのせる。