スティック状に切ったモッツァレラチーズをフライにしたモッツァレラスティック。アメリカのチェーンレストランやバーなのでアパタイザー(前菜)として人気です。前菜に出てくるには、すっごくハイカロリー!だけれど、もっち〜り溶けて伸びる柔らかいモッツァレラチーズとカリッと揚がった衣がたまらない。ビールにとっても合う一品、バーで人気なのもわかります。
このチーズフライとも言えるモッツァレラスティック、たいていトマトソースと一緒に出され、熱々揚げたてをトマトソースにディップしていただきます。パスタやピザでお馴染みのトマトソースにモッツァレラチーズということで、こちらのイタリア料理店でも定番。でも、本場イタリアというよりは、アメリカンイタリアンですよね。
そういえば、アメリカでは揚げ物にトマトソースってよくあるパターン。ズッキーニをスティック状に切ってフライにしたズッキーニスティックや(あ、これ今度レシピにしよ!)、イカを揚げたフライドカラマリ(これも!)なんかも、トマトソースにディップします。チェーン店のレストランなどでは、こういった揚げ物をどかーんと取り合わせたものをアパタイザー・サンプラーとして大盛りでサーブされたりもします。前菜に揚げ物大盛りというのは、やっぱり飛ばし過ぎなアメリカ!カロリーのことを思うと恐ろしや〜。。。
ここで使うモッツァレラチーズは、カプレーゼに使うような柔らかい生のものではなく、ブロック状になっているかっちりしたものを使います。または、おやつにスティック状になっている個別包装されたチーズスティックをそのまま使ってもオッケー。チーズだけなら、そんなにたくさん食べられなくても、恐ろしいかな揚げ物になってると、止まらない。。。どろ〜んと溶けるけれど、噛みごたえのある食感のモッツァレラチーズはサクサクパン粉の衣と本当に愛称が良いです。
すぐにチーズが溶けてしまって、タイミングを逃すと油の中で大変なことになるので、揚げる直前までしばらく冷凍庫に入れておくか、高めの温度でさっと衣がきつね色になるまで揚げることをお勧めします。チーズは揚げ上がってからも、溶けていきますから。
揚げ油も少なく、あっという間にできてしまうので、人が集まる時の一品にもってこいです!
- モッツァレラチーズ 300gほど(または人数分)
- 小麦粉 適量
- 塩 少々
- 黒こしょう 少々
- 卵 1個
- パン粉 適量
- 揚げ油 適量
- トマトソース(手作りもよし、市販のパスタやピザソースでもよし)
- モッツァレラチーズを適当な大きさのスティック状に切る。(1.5-2cm角)
- 小麦粉に塩と黒こしょうを少々入れて混ぜる。別の入れ物に卵を溶き、パン粉を用意しておく。
- フライを作る要領で、1のチーズに小麦粉をまぶし、卵、パン粉の順番で衣をつける。揚げる直前まで冷凍庫に入れておく。
- 揚げ油を中火で熱し、両面がきつね色になる程度になるまで揚げる。
- 皿に盛り、温めたトマトソースを添える。