エンパナーダってご存知ですか?日本ではあまり聞き慣れない食べ物なんじゃないでしょうか。主にラテン系の国、スペインやポルトガル、そして南アメリカなどでよく食べられる具入りのパンのようなものです。ここアメリカではメキシコ系のエンパナーダ。甘い具が主なメキシコのエンパナーダは朝ご飯によく食べられるということです。。。。と言はいいましたけど、実はわたし、エンパナーダのことはよく知らないんです。ごめんなさい、知ったかぶりしてしまいました。メキシカンレストランに行っても絶対冒険しない私。ブリトーばっか食べてんじゃないよ〜、まったく。
製菓学校時代の友達が高校の中のアダルトスクール(市民教室のようなもの)で料理を教えているんですが、11月という季節柄、カボチャを使った料理のクラスを行うとのこと。いつも通り実験台にされながら試食したパンプキンエンパナーダ、これがなかなか美味しかった!かぼちゃ”餡”をパイ生地で包んだ前菜です。アメリカ人の彼女が考案したものなので本場の味(とは言ってもいろんな国で作られているものなので、何が正しいとは言いがたいでしょうけど)とはちょっと違うかもしれません。ま、所詮エンパナーダを食べたことないわたしがこれ以上本物かどうかということについては触れない方がいいでしょう。彼女のものはかなり小ぶり、揚げないでオーブンで焼いたものです。サクサクなパイ生地の中のスパイシーな具がエスニックな雰囲気を醸し出しているんですが、食べやすいお味です。ってな訳で、彼女のレシピをちょっと拝借、でも、ひき肉を加えたりと少々アレンジしてみました。
ここでは手軽に缶のパンプキンピューレを使いましたが、日本の旬の甘いカボチャを使うとより一層美味しいはず。スパイスはお好みで加減して。清涼感のあるシラントロとミントのディッピングソースがスパイスのたくさん入った具とはベストマッチ!ソースは必ず添えてお召し上がりください。パイ生地は冷凍ものでもおいしいアメリカのパイ生地でも、どちらでも。サンクスギビングディナーに、ちょっとしたパーティーに、少し風変わりな前菜を是非お試しください!
- オリーブ油 大さじ1
- 牛ひき肉 150g
- 塩 小さじ1/4
- 玉ねぎ、粗みじん 小1個
- しょうがパウダー 小さじ1/2
- カレーパウダー 小さじ1/2
- クミンパウダー 小さじ1/2
- クローブ 小さじ1/4
- シナモン 小さじ1/4
- パンプキンピューレ 180g
- レーズン、みじん切り 1/4カップ
- パイ生地(別レシピ)
- 卵 1個
- ***香菜とミントのソース***
- シラントロ 2カップ
- ミントの葉 12枚
- グリーンチリ 好みで少し
- オリーブ油 大さじ3
- レモン汁 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- フライパンに油をひいてひき肉に塩をして炒める。玉ねぎを加え透明になるまで更に2−3分炒める。スパイスを加え、香りが出るようにまた2分ほど火を通す。
- ボールに1とパンプキンピューレ、レーズンを入れて混ぜ合わせる。
- パイ生地を3mmの厚さにのばし、直径約9cmの丸形のクッキーカッターで型を抜く。丸い生地の真ん中に2の具を小さじ1ほどのせ、半円になるように折る。フォークで押して周りを閉じる。
- 天板の上にベーキングペーパーをしき、エンパナーダをのせる。溶いた卵をはけで表面に塗る。175度(華氏350度)に余熱したオーブンで20−25分焼く。
- ソースの材料をすべてフードプロセッサーに入れて撹拌する。
- 焼き上がったら皿に盛り、ソースを添える。