タコスといえば、コーントルティーヤを揚げたハードシェルにひき肉や野菜を挟んで食べるスタイルのものが有名ですが、ここ南カリフォルニアでの定番は、白身魚を柔らかいトルティーヤ(ソフトシェル)で包んで食べるフィッシュタコス。メキシコ国境近く、そして海沿いの街サンディエゴでは、このフィッシュタコスが名物でもあります。
スパイスをきかせた白身魚をカラッと油で揚げるかさっと焼いたものを、柔らかいトルティーヤにキャベツの千切りとはさんで食べるこれは、日本人の舌にもぴったり。トルティーヤは、揚げてないソフトタイプのコーントルティーヤを使います。フィッシュタコスに使う魚は、基本的には白身魚が多いですが、グリルしたサーモンなどでも美味しいです。ここでは、タラを一口大に切って、小麦粉をつけて多めの油でさっと焼きました。
フィッシュタコスに魚と一緒に挟む野菜は、キャベツ派とレタス派があるようですが、私は断然キャベツ派。千切りのキャベツのシャキシャキ感がクリーミーかつレモン風味のさっぱりしたソースと良く合います。アボガドを加えるとボリュームアップかつ栄養もたっぷり。食べる直前にぎゅっとフレッシュライムを搾り、好みのサルサやホットソースをかけて召し上がれ。
人がたくさん集まる時は、タコスに挟む材料を大皿に並べ、各自好きなようにセルフサービスで包んで食べるのも楽しいです。
- 白身魚 450g(1パウンド)
- レモン汁 1/2個分
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 小さじ1/2
- クミン 小さじ1/4
- 小麦粉 適量
- サラダ油 大さじ3
- コーントルティヤ(ソフトタイプ) 8枚
- キャベツ 1/4個 (細切り)
- アボカド 1個 (8等分)
- ライム 適量(あれば)
- 好みのサルサやホットソース 適宜
- プレーンヨーグルト 大さじ2
- マヨネーズ 大さじ2
- レモン汁 大さじ1
- クミン 小さじ1/4
- パプリカ 小さじ1/4
- 塩 一つまみ
- 白身魚をボールかパッドにいれ、レモン汁、塩コショウ、クミンを入れて混ぜ、15分ほど味をなじませる。小麦粉を全体にまぶして余分な粉をはたく。
- フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、1.を入れ両面にこんがり焼き色がつき中に火が通るまで焼く。
- ソースの材料を小さいボールに入れ混ぜ合わせる。
- フライパンを中火に熱し、トルティヤの両面を軽くあぶり温める。
- トルティヤに2.の白身魚、キャベツ、アボカドをのせ、3.のソースをかける。好みでライムを搾り(レモンでもOK)、サルサやホットソースをかける。