アメリカのお菓子といえばアップルパイ!これははずせないでしょう。アメリカにアップルパイは星の数ほどあれど、甘ったるすぎる、コーンスターチのとろみが過ぎる、スパイスが効き過ぎている、などと、シンプルなお菓子だけに返っていいものを見つけるのは難しいんですよね。パイの信条、さくさくのパイ生地は、どんなにおいしいパイ屋さんのものより、自分のオーブンからのできたてをいただくほうが数倍おいしいと思います。甘さや具も自分でコントロールできるのも手作りならではです。そして、なによりうれしいのが、意外と簡単なんですよね~。パイ生地さえ作っておくと、後は材料を混ぜ合わせてパイ皿に入れて焼く・・・。大雑把な、アメリカらしいお菓子です。
りんごは、こちらではアップルパイにはグラニースミスという固定観念がありますが、お好みでなんでもいいと思います。甘いのがお好みであれば甘いりんごを、食感がやわらかいものがよければしゃりしゃりのりんごをお使いください。個人的には、酸っぱくて、りんごの歯ざわりも少し残したいわたしはやっぱりグラニースミスなんですが。
そして、アップルパイのおいしさを最大限に引き出す方法・・・それはアップルパイアラモードにすることです。アイスクリームやホイップクリームを添える・・・、と言うとカロリー倍増!ですが、毎日食べるものじゃないので、食べるときはどーんと殿様食いしてください(そんな食べ方あったっけ?)。りんごの酸味とクリームの滑らかな甘み、生地の塩気とが混ざりあい、絶妙です。ここではさらにキャラメルソースをかけて、カロリーは将軍級になっています。まだほの温かいパイをつめたいアイスクリームと一緒に召し上がれ!
- パイ生地(別レシピ) 2枚分
- 砂糖 2/3-1カップ(お好みで調整)
- 中力粉 大さじ3
- シナモン 小さじ1/2
- ナツメグ 小さじ1/4
- レモン汁 小さじ2
- りんご(中) 5個
- 生クリーム(牛乳可) 少々
- グラニュー糖 適量
- キャラメルソース(別レシピ) 適量
- バニラアイスクリーム 適量
- パイ生地を2枚分を用意し、1枚分を直径30cmの大きさにのばす。打ち粉をまめにし、くっつかないように気をつける。直径22cmの深めのパイ皿にのばした生地をしく。冷蔵庫で休ませる。
- りんごの皮をむき、くし切りにする。大きめのボールにりんご、粉、スパイス、レモン汁、を入れ、りんご全部に絡むように良く混ぜる。
- りんごを1のパイ型に入れ、その上にもう一枚直径25cmにのばした生地を上からかぶせる。パイ生地の端を飾り閉じにしていく。
- 生地の上にはけで生クリームをぬり、砂糖をふりかける。パイ生地にナイフで空気穴をあける。
- 予熱しておいた215度(華氏425度)のオーブンで25分、途中で向きを替えてさらに25分ほど焼く。
- 冷めるまで2−3時間ほどおき、スライスし、アイスクリームをのせ、温かいキャラメルソースをかける。