スパイスがほど良く効いて、中身はジューシー、表面はカリカリ。そんな完璧なフライドチキンの作り方はないものか・・・と何年思い続けたでしょう。結局うまくいかずに外で買うか、家で作るにはせいぜい手羽先かから揚げ。でも、いつかは本場アメリカのフライドチキンの味を家庭でも作ってみようと思っていたときに、アメリカ南部出身の人気料理番組ホストのポーラディーン(Paula Dean)のレシピを発見。思いっきり南部なまりで、まさにアメリカのおばちゃんというかんじの彼女、アメリカ中南部の主婦の間では絶大なる支持を得ています 。その彼女のフライドチキンのレシピ、なんと600人以上のレビューで5つ星をもらっていたのです。彼女ほど、フライドチキンが上手そうだろうと想像させら れる人はなかなかいません。
本当に今まで数々のレシピをトライしました。バターミルクに一晩浸したり、あらゆるスパイスを使ってみたり、途中からオーブンでベークしたり。でも手間のいるわりにはどれも「これだ!」と思える味ではなく、結局これなら外で買ってきたほうがいいやと思っていました。そんなに頻繁に食べるものでもないし。
このポーラディーンのレシピは至ってシンプル。材料もどこでも手に入るものだし、肉の下味も長時間する必要もなく、本当にこれでおいしいのができるのだろうか・・・と思うほど。でも、仕上がりはびっくりするほどおいしい。卵液にタバスコを入れるのですが、え?こんなに入れて大丈夫?と思いがちですが、揚げてしまえば辛さは気になりません。オリジナルのレシピでは1カップと書いてあったほど。ここでは1/4カップ入れていますが、子供達が食べても大丈夫でした。
これぞ、フライドチキン本場のアメリカ南部の家庭の味です!ポーラディーン様、今までレシピトライしたことなかったですが、やっぱりあなたは凄かった~!
- 鶏肉 骨付きぶつ切り1羽
- 塩 小さじ2
- ガーリックパウダー 小さじ1/2
- こしょう 小さじ1/2
- 卵 3個
- 水 1/3カップ(80ml)
- ホットソース(タバスコ等)1/4カップ(60ml)
- 小麦粉 2カップ(260g)
- ベーキングパウダー 小さじ3
- 塩 小さじ1
- こしょう 小さじ1
- 揚げ油 (できればピーナツオイル) 適宜
- 下味の材料(塩、こしょう、ガーリックパウダー)を小さなボールに入れて混ぜ、鶏肉全体によくまぶす。
- 中くらいのボールに卵液の材料(卵、水、ホットソース)を入れてよく混ぜる。
- 大きめのボールかバットに衣の材料(小麦粉、ベーキングパウダー、塩、こしょう)を入れてよく混ぜる。
- 1.の鶏肉を2.の卵液にくぐらせ、3.の衣を全体にまぶし、余分な粉をふるい落とす。
- 揚げ油(できればピーナツオイル)を175度(華氏350度)に熱し、全体によく火が通るように10分から15分(サイズや部位により異なる)揚げる。網の上に取り出し、油をきる。