いちごの季節に一度は作ってみたい、いちごのクリスプ。いちごを使ったデザートと言えばケーキやタルトなど冷たいデザートが一般的ですが、たっぷりのいちごにサクサクのクリスプ生地をたっぷりのせてオーブンで焼くこの温かいデザート、冷たいバニラアイスクリームとの相性抜群でとてもアメリカンなスイーツです。
アメリカでは、いちごやいちごと相性の良いルバーブとあわせたパイも一般的ですが、私はパイ生地を仕込むのが面倒で、でもそれっぽい味が食べたい時にクリスプを焼きます。りんごの時期はアップルクリスプ。春はいちごのクリスプ。いろいろ異なるベリーを入れてミックスベリーのクリスプにしてもおいしいです。フルーツグラタンとでもいえるこのお菓子、オーブンの中でフルーツがぐつぐつに煮え、その上でサクサクのクリスプ生地がこんがりと焼け、そのとろ~り&サクサクにバニラアイスクリームをのせて、アイスがまたとろ~り溶けて・・・というのが絶妙のコンビネーションです。
ここでは大皿の耐熱皿で焼いていますが、小さいラメキンに1人分ずつ入れて焼いてもいいです。小さく焼くと立派なデザートに、そして大皿で焼くとポットラックに持参したりパーティーのデザートとしても活躍します。
このデザート、いちごを大箱で買ってしまって、食べてみると「酸っぱかった~。」なんて時にもぴったりです!
- いちご 約1Kg (へたを取り、2等分に切る)
- レモン汁 1/2個分
- グラニュー糖 カップ1/2 (100g)
- コーンスターチ(または片栗粉) 小さじ2
- バター 1/2 カップ (110g) よく冷やし細かく刻む
- 小麦粉 1カップ (130g)
- 砂糖 2/3カップ (140g)
- オートミール ½カップ (55g)
- 塩 小さじ1/2
- オーブンを180度(華氏350度)に予熱する。
- ボールにいちご、レモン汁、グラニュー糖を入れて混ぜ10分ほど置き、少量の水で溶いたコーンスターチ(片栗粉)を入れて混ぜ合わせて耐熱皿に入れる。
- ボールに小麦粉、砂糖、オートミール、塩を混ぜ合わせ、細かく刻んだバターを入れて、フォークか手を使ってバターがそぼろ状になって生地になじむようになるまで混ぜ合わせる。
- 3の生地を2のいちごの上にまんべんなくかけ、耐熱皿を天板の上にのせ、オーブンで約50分-1時間焼く。
- いちごがグツグツと煮立ち、クリスプ生地の表面に薄く焼き色がついたら出来上がり。10分ほど冷ましてから皿にもり、好みでバニラアイスクリームをのせる。