表面が薄いベージュでひょうたん型をしたバターナッツかぼちゃ。切ってみると、中は濃いオレンジ色で味は甘みたっぷりでクリーミー。オーブンで焼いたり、パスタの具材にしたり、食べ方はいろいろありますが、アメリカではスープにするのが最も一般的。
今までは、玉ねぎを炒めてから普通にかぼちゃとブロスを足して煮て作っていたのですが、先日Cook’s Illustrated という料理雑誌をぱらぱらと見ていた時に知ったのが、バターナッツかぼちゃのスープの美味しさを引き出すには、先にかぼちゃの水分を飛ばすということ。かぼちゃを前もって電子レンジで調理してからさらに炒めるという手法をとり、さらにその雑誌では、素材の味を引き立てるためにクリームやチキンブロスなどのお馴染みの食材までも省いてしまうということでした。(チキンブロスのかわりに野菜のブロスを使用。)かなりこだわり派の雑誌だけに、きっとその通りに作るととても美味しいスープに仕上がること間違いなしだと思います。
でもまあなかなかレシピ通りに作らない私は、バターナッツかぼちゃの水分を飛ばすというポイントだけは押さえて、それでも買い置きしてあるチキンブロスは使用し、クリームは省いてもその代わりに水ではなくやっぱり牛乳。。。というように適当に作ってみたら、まあそれはそれで甘くクリーミーで美味しいスープに仕上がりました。かぼちゃを電子レンジにかけてから炒めることで、どれだけ味が濃厚になったかは正直なところ??なのですが、かぼちゃの調理時間を短縮できるという点だけみても、これからはこの方法でいこうかなと思います。
かぼちゃの美味しいこの季節、パンとサラダを添えてランチに、または秋らしいディナーと一緒にいかがでしょう。ここでは、ごくごく基本の味付けですが、カレー粉やレッドペッパーを足して味にアクセントをつけてみたり、最後の仕上げにフレッシュなナツメグを削って入れるとさらに風味良く頂けます。
- バターナッツかぼちゃ 1個
- 玉ねぎ 1個(粗みじん切り)
- バター 大さじ2
- チキンブロス(またはコンソメ)カップ2(480ml)
- ベイリーフ 1枚
- タイム 小さじ1/4
- 塩 適宜
- こしょう 適宜
- 牛乳 カップ1(240ml)
- パセリ(飾り用)みじん切り 適宜
- バターナッツかぼちゃは適当な大きさに切って皮をむき、耐熱皿に入れてラップをして15分電子レンジで加熱する。
- 鍋を中火にかけバターを溶かし、玉ねぎを3分ほど炒める。1のかぼちゃを入れてさらに10分ほど炒める。かぼちゃの形が崩れて鍋底に茶色くつく頃が目安。
- チキンンブロス、ベイリーフ、タイムを入れ、全体を鍋底からよく混ぜ、沸騰したら弱火にして蓋をして6−7分ほど煮る。
- ベイリーフを取り出し、ミキサーやフードプロセッサーを使って3をピューレ状にして鍋に戻す。(または鍋の中で使えるブレンダーを使用。)
- 牛乳を加え、塩こしょうで味を整える。(ブロスやコンソメの塩加減によって分量を調整。)沸騰したら火からおろす。