日本の夏に比べると比較的(というか、かなり)マイルドな暑さの南カリフォルニア。気温は上がっても湿気がない分随分過ごしやすいんですが・・。それでもやっぱり暑い日は暑い!そんなときは火を使う料理は億劫になります。気持ちもバテ気味で、料理自体がめんどくさくなるこの季節。うちではエアコンは滅多につけないのですが、夫からはなぜそんなにわたしがアンチエアコンなのかと、ちょっと、いや、かなりイラつかれるんです。でも、エアコンつけると、なんかこう、負けた気になりませんか?(何に負けるのかは定かじゃないんですが・・・)ま、夫としては、ほかほかの部屋でバテてないでエアコンつけてちゃんと料理しろよ、と言いたいのかもしれません(汗)。
そんなことはさておき・・・この時期になると、「今日も暑いから、さっと肉でも焼いて後はサラダで済ませよう」なんて日がよくあるんですよね。それでも、サラダは洗って切っただけのレタスのサラダじゃ物足りないので、もう2-3分手間をかけるぐらいのものが欲しいんです。例えばこのスリービーンサラダ。文字通り3種の豆(豆野菜)で、アメリカの夏のサラダの定番。旬のいんげんと白いんげん(wax yellow beans)を軽く蒸し、そして、缶詰の赤いんげん豆、キドニービーンズの水煮をドレッシングで合えたものです。夏のバーベキューやピクニック、ポットラックでよく見かけるサラダです。
緑のいんげんは日本でもよく使われる夏野菜ですが、白いいんげんはあまりないですよね。こちらでもそんなにポピュラーではないですが、スリービーンサラダには欠かせない野菜(豆)なのです。。味は緑色のものとそんなに変わらないので、手に入らなければ、普通のいんげんの量を2倍に増やせば大丈夫。キドニービーンズは腎臓(キドニー)の形をした赤いんげん豆で、チリビーンズやスープなどの煮込み料理に使われるアメリカの豆の代表格。手軽な水煮の缶詰がどこでも買えるので、うちでも重宝しています。大ぶりの豆は食物繊維が豊富で食べごたえもあり、サラダではあるけれどおかずになります。こちらも日本では手に入りにくいかもしれませんが、金時豆などで代用すればいいかと思います。
簡単だけどしっかり栄養もとれるスリービーンサラダ。調理を簡単に済ませたい暑い日に是非お試しください!
- いんげん 110g
- 白いんげん 110g
- キドニービーンズ(水煮) 1/2缶 (約200g)
- オリーブオイル 大さじ3
- レッドワインビネガー 大さじ3
- 塩 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ 1½
- いんげんと白いんげんを4-5cmの長さに切り、蒸し器で3-4分、歯ざわりが残る程度に蒸す。
- キドニービーンズは水洗いし、水気を切っておく。
- 大き目のボールにオリーブオイル、ビネガー、塩、砂糖を入れ、泡だて器でよくかき混ぜる。
- ドレッシングといんげん、豆を合わせて、冷蔵庫で30分以上冷やす。