アメリカのレストランのアパタイザー(前菜)でよく見かけるココナッツシュリンプ。見かけは海老フライなんですが、衣にココナッツフレークが混ざっています。作り方も普通の海老フライとほぼ同じですが、ココナッツの風味が加わるだけで、お味も気分もトロピカル!
ココナッツシュリンプは、使うココナッツの種類と量によって味も見かけも結構変わります。以前、ハワイで何度か食べたココナッツシュリンプがとても好きで、ここカリフォルニアでも何度も違うレストランで頼んではいるのですが、なかなかこれ!というのに出会わないんです。甘く加糖されたココナッツを使っていて、まるでココナッツキャンディーのような衣だったり、大きなフレークでココナッツの食感が強すぎたり。。。いろいろ食べてみて、自分が好きなタイプだと思うのは、あまりココナッツの味が勝ちすぎず、シンプルなもの。なので、衣はここでは普通のパン粉と細かい(ファイン)無糖タイプのココナッツフレークを半々でミックスしました。細かいココナッツフレークは、見かけはパン粉とそっくり。なので、ブレンドしても、まんべんなく衣として付くので便利です。
海老フライのように衣付けして、揚げ油で揚げるのですが、私流は鉄のフライパンでたっぷりめの油で焼きます。これは、ただ単に揚げ油をケチっているだけなんですが、海老は火の通りも早いし、この程度のものならフライパンに1センチほどの油でも十分にできてしまうんですよ。
ソースはここではあえて作らずに、衣の小麦粉に少量の塩こしょうをして、ライムの汁をギュっと絞っただけにしたんですが、もちろんお好みのソースを添えて頂くとそれはそれで美味しいです。タルタルソースでもよし、トンカツソースでもよし。アメリカのレストランでは、よくここに甘酸ソースのようなものが付いてくるんですが、これがまた良し悪しで。。。ソースが甘すぎたりして、これまたココナッツも甘いものを使ってたりすると、「なんじゃこりゃ〜!」というほど甘ったるしくて返品したいと思ったことが何度もあります!個人的に、海老が甘いって許せないかも。。。なのです。
いやあ、私はもっとココナッツ風味たっぷりの方がいい!という方は、パン粉との配合を調整してみてください。こちらで見かけるレシピでは、ココナッツフレークオンリーのものもあったりします。
海老フライが食べたいな〜というとき、一度ココナッツフレーク入りのココナッツシュリンプ、トライしてみてはいかが?暑い夏の日に食べると、なんとなく南国のトロピカル気分を味わえるかもですよ。
- 海老 500g(大8尾程度)
- パン粉 約1/4カップ
- ココナッツフレーク(ファイン)約1/4カップ
- 小麦粉 約1/3カップ
- 塩 小さじ ½程度
- こしょう 適量
- 卵 1個
- 揚げ油 適量
- レモンまたはライム 適量
- 海老は尾を残して殻をむき、背わたをとって腹側に軽く切り込みを入れてまっすぐに伸ばす。
- 器にパン粉とココナッツフレークを入れて混ぜ合わせておく。別の器に小麦粉と塩こしょうを入れて混ぜ合わせておく。また別の器に卵を割り入れ混ぜておく。
- 1の海老の身の部分に、2の小麦粉、卵、パン粉&ココナッツの順番で衣をつける。
- 揚げ油またはフライパンに1センチ程度のサラダ油を熱し、こんがりきつね色になるまで途中返しながら揚げる/焼く。
- 油を切り、ライムかレモン汁を絞りかける。好みでタルタルソースやマヨネーズ、ソースなどを添える。