南カリフォルニアではあまり見かけないバブカ、ユダヤの甘いパンです。90年代にアメリカで一世を風靡したニューヨークが舞台のテレビのコメディー番組「サインフェルド」のエピソードにも出てくるほど、東海岸ではポピュラーなおやつパンです。ニューヨーク出身のお隣さんにおすそ分けをしたら大変喜んでくれました。卵黄と砂糖とバターがたっぷり入ったリッチな生地にチョコレートフィリングを巻いた、デザートのようなパンです。コーヒーと一緒に食べるととってもおいしいんですよね。
これもPeter Reinhartのレシピで(シナモンロール前書き参照)、醗酵やフィリング・トッピング作りに少し時間がかかるのですが、ステップが多いだけでとりたてて難しいレシピではありませんので、時間のあるときに是非チャレンジしてみてください。
チョコレートシナモンバブカ
調理時間:
調理時間(すべての過程):
分量: 22cmx12cmのパウンドケーキ型(ローフパン)1個分
材料
- インスタントイースト 大さじ2
- 牛乳 3/4カップ(180cc)
- バター(室温) 大さじ6(85g)
- 砂糖 大さじ6 (85g)
- サラダ油 大さじ2
- バニラエッセンス 小さじ1
- 卵黄 4個
- 中力粉 3⅓カップ (430g)
- 塩 小さじ1
- ***チョコレートフィリング***
- チョコチップ(凍らせたもの) 1カップ
- シナモン 小さじ1
- バター(冷やしたもの) 大さじ4(45g)
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- 水溶きたまご(たまご1個+水大さじ1)
- クラムトッピング(別レシピ) 適量
作り方
- 人肌に暖めた牛乳にイーストを溶かしておく。
- 別のボールにバターと砂糖をスムーズになるまでかき混ぜる。また別のボールにサラダ油、バニラ、卵黄をかき混ぜ、それを少しづつバターのボールに電動ミキサーでかき混ぜながら入れ、ふわふわになるまで混ぜる。
- そこに塩と強力粉を加え、1の牛乳液を入れ、低スピードでかき混ぜる。パン用のフックに替え、弾力がでてスムーズになるまでこねる。ラップをし、室温で2時間半、あるいは冷蔵庫で一晩おいて1次醗酵させる。
- チョコレートフィリングを作る。凍らせたチョコレートとシナモンをフードプロセッサーにかけ、粉状にし、冷たいバターを入れてさらに粉砕する(フードプロセッサーがなければ包丁で細かく砕く)。
- 第1次醗酵の終った3の生地を(冷蔵庫からは2時間前に出して室温にしておく)、打ち粉をしながら38cmの正方形にのばし約5mmの厚さにする。
- チョコレートフィリングを、端は少し残して5の生地全体にふりかける。端からきっちりと巻いていき、棒状の生地をころがし、45cmの長さにする。
- 端と端を持ち、雑巾のように少ししぼる。それをカタツムリの殻のように巻き、オイルをぬった22cmx12cmのパウンドケーキ型にたてに(カタツムリのように)入れる。
- ラップをして、2-3時間、1.5倍の大きさになるまで2次醗酵させる。
- 水溶きたまごをぬって、クラムトッピングをふりかける。
- 予熱しておいた175度(華氏350度)のオーブンで25分焼き、向きを変えて、更に25分から35分焼く。