私たち2人ともが、比較的最近購入したばかりで、それでいて既にこれなしでは料理できないと思うほど重宝しているのが、LODGE(ロッジ)社のキャストアイアン・スキレット(フライパン)。長く使えば使うほど、使いやすさが増し、じっくり加熱することで素材のおいしさを最大限に引き出してくれる 鋳鉄製のフライパン。大事に使えば100年でも長持ちするといわれているほど丈夫でもある。1896年創設のLODGE(ロッジ)社は、アメリカはテネシー州の小さな町にある会社。今でもメード・イン・アメリカにこだわり、その優れた品質はアメリカのスキレットメーカーのトップでもある。スキレットだけでなく、グリルやダッチオーブンなどの鉄鍋でも知られており、日本でもアウトドアー派の人々の間で長く支持されてきたブランドでもある。キャンプなどで屋外で直接火にかけることもでき、そしてキッチンではオーブンでお肉などをローストするときも、コンロからオーブンまでそのまま一つのスキレットで済ませられる。蓋を使って、野菜などを弱火でじっくりと調理することもでき、その使い道は数え切れないほど。
このサイトでも、このスキレットを使った料理のレシピを既にいくつか紹介しているが、アメリカ料理だけでなくあらゆる料理に大活躍していきそうだ。毎回このスキレットを使って料理をするたびに、以前別のフライパンで作った時よりもおいしいく出来たと感じることが多くなってきた。例えば、餃子を作ったときも、餃子の底はパリッとそれもまっすぐにきれいな焼き色がつき、中はとってもジューシー(写真撮っておきゃよかった・・・。)先日は、これでお好み焼きをやってみたら、案の定これも大成功。表面はこんがり、豚肉もカリッとしていて、それでいて中はふんわり仕上がった。
そして、今日はきんぴらごぼう。これも、ごぼうを油で炒める際も、なんとも説明しにくいが、油がよい具合にごぼうに絡まり、ちょうどよい程度に水分を飛ばしながらしんなりと火が通っていく。そして、砂糖と酒としょうゆを加えると、これまたうまい具合に照りがつく。
スキレットの手入れは簡単。使えば使うほど油がなじんで使い勝手がよくなる鉄のフライパンは、洗剤を使ってゴシゴシ洗うことはしない。もちろん食器洗い機もだめ。お湯だけでブラシなどを使ってゴシゴシと洗って布巾で水分をふき取るだけ。時々、サラダ油などを表面に塗って手入れするくらい。長く使いこんでいくうちに、フライパンが黒光りするようになってくるともいう。私のスキレットは、まだ買って半年もたたない。100年使えるフライパンにしては、まだまだベイビーだ。
テフロン加工されたものや、ステンレス製のフライパンや調理器具には、それぞれそれなりの利点があり便利性もあるので、もちろん私もそれらも引き続き使っていくと思う。でも、このLODGE(ロッジ)のスキレットは、私の新しいベイビー。これからアメリカ料理も日本料理も、お肉のローストからパンケーキ、そしてまだ開拓していない未知のレシピまで、たくさんこれを使って料理していくと思う。そして、いつかは娘や息子の代に「黒光りした宝物のフライパン」として引き継いでもらえる日が来ればいいな。