秋から冬にかけておいしい洋ナシ。わたしのお気に入りの梨はトレーダージョーズのオーガニックのバートレット(Bartrett) という種類。値段もお手ごろで、小ぶりなやつをおやつにまるごとかぶりつく、というのが定番だ。皮が黄色くなってきて、鼻を近づけて甘いにおいがすると食べごろ。酸味と甘味がちょうどわたし好みでおいしい。
ところが先日夫がホリデー後のオンラインセールでHarry and Davidの贈答用の梨を2箱購入。この数ヶ月、友達の体調が優れず、食欲がないことから、彼女の大好きなHarry and Davidの梨なら食べれるかな~、と夫に相談していたからだ。彼女は普段から自分用に、わたしからすると「超」高級なこの洋ナシを取り寄せて楽しんでいるらしい。ご主人はご存じないと言っていたか。彼女からそれを聞いたときは、どんだけ贅沢やね~ん、と冷やかした。でも彼女にしてみれば、他にはそんなに贅沢することもないので、果物くらいはいいものを食べたい、という理由なんだそうだ。
3-4日前に届いていたが、ここのところ毎日ばたばたとしていたので、今日やっと梨を届けることができた。熟れすぎてるのではないかと気が気ではなかったが、冷蔵庫で保存していたので大丈夫だったようだ。彼女によると、あと1日2日は室温で置いておいたほうがいいらしい。さすが、エキスパート。そして、とても喜んでくれた。
さて、夫が2箱買ったうちの1箱はうち用だ。こんな高い梨を自分で購入して食べるのは初めてだ。きれいに包装されて大きな丸々とした洋ナシ。皮をむいて、芯を取って、こどもとおやつタイムに食べてみた。確かに後1日くらい常温で置いたほうがよかったかも。でも、わたしには十分にジューシーでクリーミー、上品な甘みがあって、すてきな「デザート」だった。この梨はいつものようにかぶりついてはいけない。取扱説明書にでも書いてありそうな趣きだ。きちんと正座してフォークでお食べください、と。
で、これからはわたしも友達のようにこの洋ナシを取り寄せるかどうか。確かにおいしいし、贈り物としてはまた購入するだろう。でも、自分用に・・・は貧乏性のわたしには無理そうだ。普通の梨の10倍くらいの値段だぞ本当に10倍元が取れるのか、とか貧乏臭いことを考えるわたしには、かぶりつきできる梨がお似合いである。