もともとドイツ発祥のソフトプレッツェルですが、ここアメリカでも街角の露店やショッピングモール、映画館やスポーツアリーナなどあらゆるところで見かけることができ、ちょっとお腹がすいた時にぴったりのみんなにお馴染みの軽食です。独特のもっちりした歯ごたえとこんがりした焼き色の秘訣は、重曹入りのお湯でさっと茹でてから焼くこと。本格的な味が以外と簡単に家庭で作れます!
私が初めてソフトプレッツェルと出会ったのは、全米のショッピングモール内にチェーン店で展開しているAuntie Anne’s(アンティ・アン)というプレッツェル専門店。粗塩ののったプレーンのものから、レーズンやシナモンシュガー味の甘いタイプ、それからチーズ味のものなどあらゆる種類の焼きたてプレッツェルが手軽に食べられるお店。最近では日本にも進出しているそうです。アメリカのモールは広いので、ショッピングに歩き回った後、疲れてお腹がすいた時にほっと一息ついて食べるプレッツェルがとってもおいしいんです。
このレシピは、アメリカのテレビ局Food Network のAlton Brownのものです。レビューがとても良くて、前からかなり気になっていたレシピでした。いやあ、これはおいしい!夕方に焼いて、熱々を夕飯時に家族みんなで食べました。ここでは粗塩をのせて焼いたベーシックなものですが、これにマスタードをつけて食べるのが一般的です。私が好きなのは、生地を醗酵した後でレーズンを混ぜ込んで焼いたもの。または、焼いてから溶かしバターを薄く塗ってシナモンシュガーをまぶすのもおいしいです。
プレッツェル形に形成しないで、ソーセージに巻き付けて焼いたりしてもよく、いろいろバリエーションがきくのも良いところ。外はかっちり、中はもっちり。これは何回もリピートして作りたい、私にとっても新しいお気に入りレシピです!
- ぬるま湯(43-46℃) 1½カップ(360ml)
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ2
- イースト 小さじ2 (個袋1パック)
- 中力粉 620g (22oz、約4½カップ)
- 無塩バター 60g (大さじ4)溶かす
- 水 10カップ(2.4リットル)
- 重曹(ベーキングソーダ) 2/3カップ
- 卵黄 1個分+水大さじ1(混ぜる)
- 粗塩 適宜
- スタンドミキサーのボール(ミキサーを使わない場合は大きなボール)に、ぬるま湯、砂糖、塩、イーストを入れ、そのまま5分おく。
- 中力粉と溶かしバターを入れて、スタンドミキサーのフックをつけ、低速で全体を混ぜ合わせ、速度を上げて(中速)さらに5分ほどこねる。スタンドミキサーを使わない場合は、材料を混ぜてからまな板の上で生地が滑らかになるまで手でよくこねる。生地を丸くまとめ、表面にサラダ油を塗ったボールに入れ、ラップをして温かいところで50-55分間生地が2倍のサイズになるまで醗酵させる。
- オーブンを230度(華氏450度)に予熱し、天板(x2)にオーブンペーパーをひき軽くサラダ油(別量)を塗っておく。大きな鍋に水と重曹を入れて火にかける。
- 2の生地を軽く油を塗った板の上にとり、8等分する。それぞれを約60cm長さのロープ状に伸ばし、U字形にし、両端を持ち上げクロスさせてからU字形の底の部分にくっつける(プレッツェルの形に形成。)
- 4のプレッツェル生地を形成後、一つずつ3の鍋(軽く沸騰した)で30秒茹で、すぐにフライ返しなどですくい上げて天板に並べる。
- 表面に水溶き卵黄を塗り、好みで粗塩を振りかけて、230度(華氏450度)のオーブンで11-14分表面に濃い焼き色がつくまで焼く。網の上にとって5分ほど冷ます。
*生地にレーズンなどを混ぜ込みたい場合は、4の段階で。シナモンシュガーでコーティングする甘いプレッツェルにする場合は、卵黄を塗らずに、焼けてから溶かしバター(別量)をくぐらせてシナモンシュガーをまぶす。