保守的なサンディエゴの中では異色の町、ヒルクレスト。ゲイの町としても有名。こどもができてからすっかり郊外に引きこもっているわたしだが、久しぶりに子供なしで夕食に出かけた。
友達が前に行っておいしかったというイタリア料理のレストラン。最近はチェーンでない店にいくことがほとんどない。チェーン店が好きなわけではなく、こどもを連れて行くことを優先させると大きい店内のカジュアルなレストランになってしまう。
今回行ったCharismaイタリアンレストラン。まず駐車場がないことにカルチャーショック。そうだ、そうだ、街中はそういうことがあるんだった。ロサンゼルスに住んだこともあったのにすっかり忘れていた。赤が基調で(チェーン店に比べると)間口の狭い店構え。車どおりの多い道に面したパティオには座りたくないけれど、そのテーブルもいれると思ったより人が入りそうだ。
5時半の予約で、早い夕食。まだ客もまばらだ。アメリカのイタリアンレストランではまずパンとオリーブオイル、バルサミコ酢が出てくるが、ここではレンズ豆のオイル漬けのようなものが出された。なかなかおいしい。わたしのメインには友達おすすめのシーフードとイカ墨の手打ちパスタをたのんだ。夫はペストソースのパスタ。イカ墨のパスタなんて、何年食べてないだろう・・・。サービスは遅かったが、無事パスタがテーブルに到着。ムール貝がぷりっぷりでおいしい!トマトソースもシンプルだけどトマトの味が濃く、ハーブ少なめでわたし好み。パスタもいい感じの生麺。あ~、久しぶりにまともなイタリアンを食べた気がした。大型チェーンのイタリアンは塩味がきつく脂っこい。お腹がすいている時の何口かはおいしいが、食べ終わった後がよくない。変なもん食っちまった感が胃にも脳にも押し寄せてくる。夫のペストソースのパスタはペストソース好きでないわたしにとってもちょっとマイルドすぎる。もう少しパンチが効いてても良かったかも。良かった、わたしのじゃなくて。
お値段もパスタが$15前後とリーズナブル。久しぶりに満足できる大人の夕食だった。レストラン生存競争の激しいヒルクレストで生き延びれるかな。わたしが今度行くまで(2年後くらいかしら・・・涙)待ってておくれ~。