メモリアルデーの祭日で3連休だったアメリカ。今週4歳になる息子の誕生日を祝いに家族でディズニーランドに行ってきた。ディズニーランドの食べ物と言うと、それほど美味しくもないのにとてつもなく高いと思われがちなのだが(実際大半がそうなのだが)、知る人ぞ知る小さな屋台のワゴンで「Best Corndog」と絶賛されるコーンドッグが売られていると聞き、実は今回は行く前から密かに楽しみにしていた。
どれだけ話題になっているかは?なのだけれど、数ヶ月前にテレビで紹介されていたときにその存在をはじめて知り、その後レビューサイトなどを見ても4つ星半の絶大なレビューを得ている。何度もディズニーランドに行ったことはあるのに、一度も気づいたこともなかった。というか、別にコーンドッグなんて食べたいとも思わなかったというのが本当のところ。
日本ではアメリカンドッグとして知られているコーンドッグ。ホットドッグ用のソーセージを串にさし、コーンブレッドなどに使われるコーンミール入りの衣をつけて油であげてあるもの。遊園地やショッピングモールなど、全米のあらゆるところで見られる子供に大人気の軽食なのだけれど、何しろそのジャンクなイメージからどうも敬遠しがちな食べ物。(でも子供達は好きだけどね~!)材料からしても、どれもチープなもので決して上品な食べ物ではない。まさにストリートフードだ。
ところが、このディズニーランドの名物コーンドッグはなんと1本6ドル以上もする!サイドに、アップルスライスかポテトチップがついてくるといえど、かなりのプレミアムプライス。まあお水のボトル1本が3ドルするのだから、6ドルのコーンドッグも驚きではないか。。。
正面玄関からメインストリートを出てお城の広場に入る手前の右手にある「Little Red Wagon」というこのコーンドッグのスタンド。古き良きアメリカを思わせる赤いクラシックカーを使っていて、少し奥に入ったところにあるわりにはすぐに目についた。お昼前の11時半頃によってみたのに、もう既に10人以上の行列ができている。この手のジャンクフードは冷凍品などが使われがちなのに、ここでは質の良さそうなホットドッグを一つずつ手で衣にディップして揚げたてをサーブしている。
家族みんなで1本ずつ注文したこのコーンドッグ。手に取った最初の感想は、「大き~い!」そして揚げたてのアツアツ。前から楽しみにしてきたからか、またはディズニーランドというロケーションでかなりテンションが上がっていたからか、または1本6ドル以上というお値段のせいか、最初の一口を食べてみただけで、正直に「おいしい~!」と思った。衣がさっくりしていて、見かけによらずとても軽い。そして、コーンミールの歯ざわりと風味がしっかりある。ソーセージ自体はたいしたことない普通のホットドッグなのだけど、なんだかとても特別なもののように感じさせる。まさに、ディズニーマジック!すごい。
普通のジャンクフードを一流の味に感じさせ、そしてなんといっても食べて幸せな気分にさせてくれるマジカルフード。子供と一緒にかなりテンション上がって、朝から晩まで遊びまわるためのカロリーをしっかり与えてくれたりもする。確かに、昼前にこれを食べたっきり夕飯まで食べるのも忘れて遊んでいたのだから。あ、それはウソ。しっかりおやつにアイスクリームも食べたっけ。。。
まさにディズニーランドらしい、そしてここでしかきっと食べることもないであろう、おいしいコーンドッグ。今度、この味を再現させられるようなレシピでも考えてみようかな~。。。いやいや、でもこれはディズニーランドで食べるから美味しいんだろうな。