クレムブリュレはアメリカでは90年代に爆発的に人気が出たデザート。ちょうど日本で80年代に「イタ飯屋」のティラミスが流行ったような感じです(いや~歳がばれますな、書いててこっ恥ずかしいです)。クレムブリュレはそれ以来、ただのブームで終ることなく今でも(特にちょっと高級な匂いのする)レストランのデザートとしてすっかり定着しているようです。
ちょっとアレンジしたチョコレート味やコーヒー味などもあるようですが、やっぱりバニラが一番。バニラビーンズの香りプラス種のプチプチ感、まったりと甘い濃厚なクリーム、そして表面の焼いて飴状になった砂糖のカリカリしたところ、シンプルな材料でこんなに複雑な食感を味わえるなんて、結構いけてるデザートだなぁ、と今更ながら思います。
作り方はいたってシンプル。カスタードクリームやカスタードソース(アングレーズ)を作るのと同じです。後は湯煎にして焼き、仕上げに砂糖をかけて焼くだけ。トーチ(手で持つバーナー)さえあれば家でもらくらく作れます。家に人が集まったときなど、食べる直前に焼くと喜ばれること間違いなし!かも。どうぞお試しください。
ちょっと値段が高いですが、さやのバニラビーンズを使うとバニラのいい匂いが更にアップ!種を取り出し、さやと一緒に生クリームを温めるときに入れてください。
- 生クリーム 3カップ
- 卵黄 6個
- 砂糖 1/3カップ
- バニラペースト(種入り)
- 仕上げ用砂糖
- 生クリームを鍋に入れて沸騰直前まで熱する。
- 卵黄と砂糖を大き目のボールに入れ、泡だて器でよくかき混ぜる。
- そこに1の生クリーム液を、黄身が固まらないように少しづつ混ぜながら加える。
- たまご液を鍋に戻し、弱火でかき混ぜながら火を入れる。木べらのうしろにたまご液がうすく絡みつくぐらいとろみがついたら火からおろす。バニラペーストを入れて混ぜる。
- ココット(ラメキン)などの耐熱容器にたまご液を分け入れ、熱湯を張ったバットに並べる。お湯が容器の高さの半分以上にかかるようにする。
- 摂氏165度(華氏325度)に予熱しておいたオーブンで約20分、真ん中が固まるまで焼く。、氷水につけて、粗熱をとり、冷蔵庫で3-4時間冷やす。
- 冷えたカスタードの上に砂糖をふりかけ(1個につき小さじ1程度)トーチで表面が色づくまで焼く。