アメリカではおなじみのスイーツ、カップケーキ。誕生日会や持ち寄りパーティーでよく見かける、庶民のおやつ、といったところでしょうか。ところが、2000年あたりからカップケーキが急にトレンディなデザートになったような気がします。
しばらく前の人気テレビ番組「Sex and the City」で主人公が食べていたからなのか、ニューヨークのベーカリーが火付け役となり、全国におしゃれなカップケーキ店が広がりました。数年前にその本家本元というベーカリーでカップケーキを食べたところ・・・フロスティングの量がはんぱない・・・そして、甘い、甘すぎる。超甘党のわたしに甘すぎると言わせるなんて、ある意味すごいよ。そんなわけで、フロスティングのほとんどを捨ててケーキの部分を食べたのでした。見た目はかわいかったんですけどね~、残念。
ここサンディエゴでも数年前からカップケーキ専門店があちこちにできています。わたしも1、2度は行ってみたものの、カップケーキごときに3ドルも4ドルも払えない~、と悲しいかな貧乏性のわたしはそれ以来お店でカップケーキは買っていません。スーパーマーケットのカップケーキよりはだんぜんおいしかったし、種類も豊富でいいんですけどね。家だと何10セントで作れる、と思うと、ちょっと手が出ません(ああ、うらめしい、この貧乏人根性・・・)。
インスタント大国アメリカなので、ケーキの素もたくさん売ってるんですけど、ちょっと薬品臭くて・・・。こどものころから食べてると、それがまた郷愁を呼ぶらしいんですが。ま、ケーキミックスなんて使わなくてもカップケーキなんてだいたいが簡単なレシピ。このレシピも例外なく極めてシンプル(Martha Stewartのレシピを参考にしました)。バターミルクのおかげでしっとりやわらか。どんなクリームとも相性のいいバニラケーキです。ベーシックなタイプですので、レモンやオレンジの皮のすりおろしを入れたりすると味に変化が出て面白いかもしれません。
簡単でおいしい(そして、安い!)カップケーキ。今度は是非手作りでどうぞ!
- 薄力粉 1カップ(130g)
- 中力粉 1/2カップ(65g)
- ベーキングパウダー 小さじ3/4
- 重曹 小さじ1/4
- 塩 小さじ1/4
- バター(室温) 90g
- 砂糖 3/4カップ(150g)
- たまご 2個
- バターミルク 2/3カップ(160ml)
- バニラエッセンス 小さじ1
- 薄力粉、中力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩を一緒にふるっておく。オーブンを175度(華氏350度)に予熱しておく。
- バターと砂糖をミキサーで白っぽくなるまでかき混ぜ、たまごを一つづつ加えて混ぜていく。
- 用意しておいた粉類を1/3入れて混ぜ、バターミルクを1/2入れて混ぜる。粉類と液体を交互に入れて、最後に粉類で終るようにする。バニラを入れて混ぜ合わせる。
- マフィン型に紙カップをしき、カップケーキ生地を3/4の高さまで入れる。
- オーブンで約20分焼く。粗熱が取れたら型から出して冷ます。