秋から冬にかけてが旬の芽キャベツ(Brussel Sprouts)。ビタミン、ミネラルや食物繊維が豊富で、栄養価がとても高く、ビタミンCはレモンよりも多く含まれているとか。食べ方はいろいろありますが、一番おいしいと思うのがこのシンプルなロースト(オーブン焼き)。上質のオリーブ油と塩こしょうをからめてオーブンで焼くだけ。忙しい日の一品や、お肉料理などの副菜にぴったりです。
栄養たっぷりでヘルシーな芽キャベツですが、実はアメリカの子供達の間では、嫌いな野菜の代名詞にもなるくらい人気のない野菜なのです。この時期スーパーの野菜売り場で山積みになっていますが、私が買おうとすると、うちの娘は本当に不快な顔をしたりします。確かに、茹でたり蒸したりしただけの芽キャベツは、歯ごたえも柔らかくなりすぎたり、風味もなかったりで、あえてまずくなるように調理したものもアメリカにはたくさんあるような気もします。
この簡単ローストは、混ぜて焼くだけと本当にシンプルなのに、オリーブ油と塩こしょうをからませたキャベツが、オーブンの中で上手い具合に風味が引き出され、本当においしいんです。それでも、芽キャベツ=まずいという先入観を持つ娘は未だに食べてくれませんが、夫と息子はパクパク食べてくれます(彼らは何でもパクパク食べるか。。。)私もこの調理法なら、食べだすと止まらないくらい大好きな副菜です。
- 芽キャベツ 約500g (1パウンドほど)
- オリーブ油 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
- オーブンを摂氏205度(華氏400度)に予熱する。芽キャベツは外側の黄色くなった葉を取り除き、芯を切り落とす。好みで縦半分に切る(丸いままでも良い。)
- 天板に1を並べ、オリーブ油、塩こしょうをふり、全体になじむように混ぜ合わせる。
- オーブンで30分ほど、表面に少し焼き色がつくまで焼く。途中何度か天板をゆすってキャベツの表面を返す。