朝食やおやつに気軽に食べられるマフィン。アメリカ中のどこのベーカリーやコーヒーショップに行っても必ず数種類のマフィンが並んでいます。マフィンと言えば、ブルーベリーマフィンやチョコやバニラ風味のものを連想されがちですが、食物繊維たっぷりの小麦外皮の入ったブランマフィンもアメリカで人気の定番マフィンの一つです。
うちは、夫と息子がこのブランマフィンの大ファン。というか、クッキーと言えばオートミールレーズン、シリアルと言えばレーズンブラン、そしてケーキと言えばキャロットケーキ、というように、レーズンの入ったものが大好きなのです。ブラウンシュガーの風味とブラン(小麦外皮)からとれるたっぷりの食物繊維、そして甘くてしっとりしたカリフォルニアレーズン。なんとなく体にも良さそうで(砂糖はたっぷり入ってますが。。。)、腹もちも良く、そして何よりもこれが美味しいんです♪
私がこのブランマフィンに出会ったのは、そんなレーズン(&ブラン)好きの夫に出会ってからなのですが、いつもバケーションに出るたびに旅先のカフェやベーカリーなどでこのブランマフィンを頼む彼。どうやら、旅行中に不規則になりがちなお通じを良くするためとのことだったんです。どちらかというと、女子がとりそうな行動ですよね(笑)。そして、それは悪くないアイデアだということで、私も同じようにブランマフィンを旅先で食べるようになり、今や旅行に行かなくてもブランマフィンを好んで食べるようになりました。
アメリカではどこのスーパーのベーカリーでもコーヒーショップでも買えるブランマフィンですが、家でもおいしく作れます。以前にも何度か違うレシピをトライしたことがあって、どうも生地がドライになったり、いかにも健康食という感じにパサついて固く仕上がったりしたのですが、今回のレシピは違いました!しっとり&もっちり、なおかつふんわりと仕上がり、おいしい〜。そして、前日に生地を準備して冷蔵庫で一晩寝かせるというレシピなので、朝起きたら型に入れてオーブンで焼くだけ。さらに、生地は作り置きして1週間まで冷蔵庫で保存もできるそうなので、朝に焼きたい分だけ焼くということもできるので便利です。
このレシピは、私がよく使う小麦粉メーカーKing Arthur Flourのレシピ集を参考にしました。シナモンやナツメグで風味付けしたり、ナッツを入れてみたり、砂糖の量を減らしてハチミツ、モラセスや黒砂糖などを使っても美味しいバリエーションができると思います。
- 熱湯 1/2カップ(120ml)
- ブランシリアル(オールブランなど。フレーク状でないタイプ)1/2カップと1½カップ
- サラダ油 1/3カップ(80ml)
- 卵(大)1個
- 中力粉 1¼カップ(約170g)
- グラニュー糖 1/2カップ(100g)
- ベーキングソーダ 小さじ1
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
- レーズン 3/4 カップ
- バターミルク(または牛乳+レモン汁小さじ2を混ぜる)1¼カップ(300ml)
- ブラウンシュガー 1/4カップ(50g)
- 小さめのボールにブランシリアル1/2カップ分を入れ、熱湯を注いでしばらくおく。冷めたらサラダ油と卵を加え混ぜる。
- 大きめのボールに中力粉、グラニュー糖、ベーキングソーダ、ベーキングパウダー、塩を入れて泡立て器で混ぜ合わせ、レーズンを加え混ぜる。
- 別のボールにバターミルクとブラウンシュガーを混ぜ合わせ、2に注ぎ入れる。残りのブランシリアル(1½カップ)と1で柔らかくしたシリアルを加え、全体を混ぜ合わせる。冷蔵庫で一晩寝かす。
- 焼く前に冷蔵庫から生地を取り出し、さっと1、2回混ぜ合わせる。マフィン型に紙カップをしき、アイスクリームスクープかスプーンで型にすりきれる位の量を入れる。(生地を入れる前に、紙カップの上にサラダ油を軽くスプレーすると紙がはがしやすいです。)
- 予め摂氏190度(華氏375度)に予熱しておいたオーブンで20−25分焼く。オーブンから出し、そのまま型で10分ほど冷ました後で型から取り出す。