タペナードって、ご存知ですか?オリーブとオリーブオイルををペースト状にしたものです。パンやクラッカーにのせていただくのが主流ですが、魚料理やパスタとあわせてもおいしい、調味料のようなトッピングです。
オリーブ、オリーブ油、にんにくが材料と言うと、地中海料理、イタリア料理かな~と思ってたんですが、これが実はフランスのものでした。とは言っても地中海に面する南仏プロバンス地方のものらしいので、それらの材料を使うのも納得。アメリカではタペナードはよく瓶詰めとしてグルメスーパーなどで売られています。それほど一般的ではありませんが、ブルスケッタなどと同じような前菜として、レストランなどでたまに見かけます。日本に住んでいたころのオリーブの印象と言えばスライスした黒いやつ。これは特別味もなく苦手だったんですが、アメリカに来て出会ったカラマタオリーブで、すっかりオリーブファンになりました。かなりしょっぱいんですが、濃厚なオリーブ独特の風味があり、今では時々無性に食べたくなる食べ物のひとつです。オリーブいっぱいのタペナードもやっぱり大好きな味です。
タペナードの作り方はいたって簡単。材料すべてをフードプロセッサーに入れて混ぜるだけ。オリーブの種類はお好きなもので。アンチョビやアニスシードなどを加えてもまた違った味が楽しめます。ここではオレンジの皮の摩り下ろしをいれていて、しょっぱさの中にもさわやかなオレンジの香りがふんわり漂います。
5分でできる前菜、ホームパーティーに、ワインのおともにいかがですか?
- にんにく 2かけ
- オリーブ 2カップ
- オリーブオイル 大さじ1
- オレンジの皮(摩り下ろし) 小さじ1
- にんにくを熱湯で2-3分茹でる。
- オリーブ、オリーブオイル、オレンジの皮、にんにくをすべてフードプロセッサーに入れて混ぜる。