たっぷりのサラダ用のベビースピナッチ(ほうれん草)とマッシュルームに赤玉ねぎ、そして上からベーコン風味の温かいドレッシングをざ〜っとかけてゆで卵とあわせる、ヘルシーかつボリュームたっぷりなサラダ。アメリカに来てから初めて食べた味の一つ。そして、一度食べたらまた食べたいと思う、とってもおいしいサラダです。
アメリカでは、サラダにほうれん草を使うのはとても一般的。というのも、ベビースピナッチといって、サラダ用のほうれん草が袋売りになってスーパーに売っているからです。アメリカでは、あらゆるサラダ用の野菜が袋詰めになって売っていますが、中でも便利なのがこのほうれん草。サラダ用ほうれん草の葉の部分だけをとり、すでに洗ったものを袋詰めしてあります。嬉しいことに、無農薬のオーガニックのものもたくさん出回っているんです。
我が家では、このベビーほうれん草は常備品。ちょっと付け合わせにサラダにしたり、一袋そのままソテーにしたり、レタスの代わりにサンドイッチの具として使ったり。もちろん普通のほうれん草も使うのですが、何しろ時間がない日にパパッと作りたい食事にぴったりなのです。
アメリカではサラダバーにも必ずといっていいほどあるベビーほうれん草は、普通にドレッシングをかけて食べたり、オレンジや梨などのフルーツと合わせたり、ゴートやフェタチーズと合わせたり、いろいろな美味しいサラダになってくれる頼もしいお野菜。もちろんほうれん草の栄養価もばっちり。
ここで作ったサラダは、アメリカではクラシック?の領域に入るのではとも思う、人気のサラダ。ポイントは、カリカリにしたベーコンと、そのベーコンでとれた油をそのまま使って温かいドレッシングにし、じゃ〜っとサラダにかけるというところ。ベーコンと相性ぴったりの、マッシュルームやゆで卵も欠かせません。通常、ベーコンを使うのが一般的なのですが、私はここではイタリアのベーコン、パンチェッタを使います。それも、小さく刻んでパッケージされているもの。なんでって?いやあ、それは、切らなくていいから便利なんですよ〜!それと、種類にもよりますが、かなり油が出るアメリカのベーコンよりも、若干あっさりしてる?(どこが!?)ベーコンの油だけでドレッシングにする人も多いんですが、私好みにするには、少量風味付け程度にベーコンの油を使って、あとはオリーブ油を使います。そして、そのちょうどいい量の油を出してくれるのが、ここに写真を載せているパンチェッタのみじん切り。切らなくてよし、そのままフライパンに入れてよし、そして油の処理も楽チンってことでこれまたお気に入りです。もちろん、ベーコンで代用しても全然大丈夫です。油の量は、自分好みに調整して。
た〜っぷり大皿で作るこのサラダ。メインディッシュとしてなら、ランチに2人でぺろりと食べられます(え?これもうちのスタンダード?)もちろん、このままディナーのサイドディッシュとしてもちょうど良いですね。
- サラダ用ほうれん草(葉の部分)170g (6 oz)
- マッシュルーム 4個 (薄切り)
- 赤玉ねぎ 1/4個 (薄切り)
- ゆで卵 2個
- パンチェッタまたはベーコン(みじん切り)110g (4 oz)
- パンチェッタからとれた油 約大さじ1
- オリーブ油 大さじ2(またはベーコン油とオリーブ油を足して大さじ3)
- 赤ワインビネガー 大さじ3
- 砂糖 小さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
- マスタード(好みで少々)
- 大きな皿に、サラダ用ほうれん草を入れ、マッシュルームと赤玉ねぎをちらしておく。ゆで卵は殻をむき、輪切りにしておく。
- フライパンにパンチェッタ(ベーコン)を入れて火にかけ、油が出てカリカリになるまでゆっくりと炒める。カリカリになったら、ペーパータオルの上に取り出す。フライパンに残った油は、大さじ1程度であればそのままで、多ければ大さじ1分をだけ残して取り出す。
- 2のフライパンに、残りのドレッシングの材料を入れて混ぜ、一煮立ちしたらすぐに火からおろす。
- 3のドレッシングを1の上にかけて、2で取り出したパンチェッタを加えて全体を混ぜ合わせ、上から1のゆで卵をのせる。