アメリカに来て初めてアメリカのマヨネーズを口にした時の感想はと言うと、「まず・・・。」 当時日本のマヨネーズに慣れきっていたわたしには結構、衝撃の味と食感でした・・・薄味のヌルヌル。マヨネーズって世界共通、同じ味だと思ってましたが、大間違いでした。様々な料理に使われる、おいしい日本のマヨネーズとは違い、アメリカでは、サンドイッチやディップ以外の料理にそれほど活躍の場がないのには大きくうなずけます。うちでは1度2度使って賞味期限切れになることばかり。
アメリカのマヨネーズ料理(そんなカテゴリーないだろうけど)の代表、ポテトサラダも、初めて食べたときは、「・・・・・・」でした。マッシュポテトに具沢山、という日本のポテトサラダと違い、アメリカのものは、ジャガイモの角切りにピクルスやねぎのみじん切りが入ってるだけの極めてシンプルなサラダ。でも、マヨネーズがなんだかヌルヌルと存在感をだしていて、かな~り長い間苦手な食べ物でした。未だにスーパーのデリとかで売っているのはわざわざ買わないですね。でもまぁ、20年もこっちに住んでいるとある程度は慣れちゃうもんで、久しぶりに食べると、わ~、アメリカの味だわ~、なんて思いながら結構普通に食べれるようになりました。特に手作りのものはなかなかおいしいと思うものもあるんですよね。夫の親戚が作るポテトサラダは、下手するとおかわりなんかしてしまったり。←結局好きなんやん(笑)。
ポテトサラダに使うジャガイモはホクホクのRusset potatoというのを使っています。、お好みでねっとりしたお芋でもいいですが、ホクホクの方が食感的においしいとは思います。また、アメリカのポテサラに欠かせないピクルスは、ハンバーガーに入れるような普通のピクルスでもかまいませんが(こっちの方がアメリカぽいかも)、コーニション(Cornichon)と呼ばれる、4-5cmほどの酸味がきつい小さいきゅうりのピクルスをいれるとアメリカのぼやけたマヨネーズの味を引き締めてくれるような気がします。わたしは卵サラダにもツナサラダにも、コーニションを漬け汁ごと使っています。
日本のポテトサラダとは一味違いますが、手作りすると、アメリカのポテトサラダもなかなかおいしいんです。バーベキューやハンバーガー、サンドイッチなど、アメリカ料理をつくるときは、是非アメリカ風味のポテトサラダをお試しください。アメリカン度がぐ~んとアップ、するかも?!
- じゃがいも(中) 約4個
- 酢 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- セロリ 1本
- たまねぎ(小) 1/2 個
- 青ねぎ 2本
- コーニションピクルス(極小) 7-8本 あるいは普通のピクルス
- ゆでたまご 2個
- マヨネーズ 1/2カップ
- 塩・こしょう
- パプリカパウダー
- ジャガイモを柔らかくなるまで茹で、熱いうちに皮を剥いて、2cm角に切る。酢と塩で下味をつけ、冷ましておく。
- セロリ、たまねぎ、青ねぎ、コーニションを粗みじんに刻む。たまごは大きく切る。これらをじゃがいもに加え、マヨネーズを入れて混ぜ合わせ、塩・こしょうで味を調える。
- 盛り付けてパプリカパウダーをふる。