ローストしたマシュマロを板チョコと一緒にグラハムクラッカーで挟んだ、スモア(またはスモアーズ、S’more 、S’mores)英語で「もっと!」という意味の「Some more」が省略されてこう呼ばれるようになったそうです。アメリカのアウトドアはこれなしには語れないと言っていいほど、みんなが大好きなスモア。キャンプファイアーの火を囲みながら、スティックに突き刺したマシュマロをゆっくりローストし、すぐにその場でチョコと一緒にサンドしていただくのですが、これがお家のトースターで簡単に作れてしまうんですよ!
アメリカの子ども達に、「キャンプでは何する?」と聞いた時に、きっと一番に返ってくる答えが、「S’mores!!」と言っても決して過言ではないでしょう。キャンプ場に着くやいなや、大人達がテントを組み立てている間に、すでにマシュマロをローストするのにぴったりな木の枝を探しに子ども達は出かけます。子ども達が喜ぶからというのを良いことに、大人もきっちりとスモアーズの用意を欠かさず家から持って行き、夜がやってきてマシュマロをローストするのを密かに楽しみにしていたりもします。
このスモアーズ、材料はアメリカではどこでも売っているシンプルなもの。グラハムクラッカーにマシュマロ、そしてミルクチョコ。ここでのポイントは、「チョコはこだわって、どこどこ製のおいしいダークチョコを。。。」なんて言ってはいけません。私も何度かいろいろトライしてみた結果、結論はスモアーズに合う材料というのは、ふつ〜のアメリカンなものが良いということ。なので、グラハムクラッカーはハニーグラハム。そしてチョコレートはハーシーズのミルクチョコレート。
キャンプ場で、スティック探しからはじめ、夜が来るのをまってキャンプファイアーに火をいれ、そしてゆっくりとマシュマロをローストするというスローな過程を楽しむというのもあるんですが、今日は思いっきりショートカットで、家でトースターオーブンで作ってしまいました。なんだ、こんなに簡単にできるの〜?!と子ども達もびっくり。夏休みだからって、しょっちゅうキャンプに行けるものでもないので、親子一緒に気軽にキッチンで作れるスモアーズもいいものです。
マシュマロをのせてクラッカーをトースターに入れたら、後はすぐに挟んで食べられるように、材料はすべて用意してから作ってください。ふんわり焼いたマシュマロの熱でチョコもとろ〜り。。。それをサンドして食べるものですから、手も顔もチョコだらけになるのは間違いなし。思いっきり子ども気分になって味わうに限ります!
- グラハムクラッカー(正方形なら8枚、大判なら4枚を半分に割る)
- マシュマロ(大)4個
- ミルクチョコレート板チョコ(室温) 適量
- グラハムクラッカー(なければ胚芽クラッカーなどで代用可能)は、大判のものなら半分にし、正方形状にしておく。板チョコはクラッカーのサイズに合わせてカットしておく。
- オーブントースター(またはオーブン)の天板にアルミホイルを敷き、グラハムクラッカーを4枚のせ、その上にマシュマロを一つずつおく。摂氏180度(華氏355度)に予熱したオーブンで約2分、マシュマロに薄く焦げ目がつくまで焼く。
- すぐにオーブンから取り出し、マシュマロの上に板チョコをのせる。その上からもう一枚のクラッカーをのせてサンドする。熱い間にすぐにいただく。