アメリカではコーヒーショップで定番中の定番のスコーンですが、一口にスコーンと言ってもたくさん種類があるんですよね。マフィンのようにフルーツ系が一番人気のようですが、全粒粉のものや、ナッツ入りなどいろいろです。そしてチョコレート入りもまたポピュラーなスコーンの一つです。
朝ごはんにスコーンやマフィンを食べる人が多いアメリカですが、朝からチョコレートって食べてもいいのかなぁ、と未だにチョコ入りのものは躊躇したりするんです(でも、ドーナツは朝からバクバク食べてたり・・苦笑)。シリアルも同じく、フロスティッドフレークはいいのに、チョコ味はお菓子のような気がして、子供には食べさせないようにしたり。でもうちの子供はチョコレート味が大好きで、いつもチョコ入りナントカを食べたがるんですよね。自分のことはさておき、やっぱり少しでもヘルシーなものを食べさせたいのが親ごころ。鬼母の目にも涙、ってところですかね。チョコレートを入れるなら、それを中和させるような健康的なものを混ぜ込んだほうがいいのかな、と(いつもながら、間違った方角に走ってます~)、繊維質多めの混ぜ物をしようとしてます。見た目が全粒粉的なものは、見ただけで敬遠されてしまうので、濃い色のココア生地を作るときは格好のチャンス。今回のチョコレートスコーンには、最近自分の中で流行っている、フラックスシードの粉末を入れてみました。
フラックスシードとは、アマニ油の原料となる亜麻の種子のことです。こちらでは、コレステロールが下がるだとか、ダイエット効果があるとかで、最近人気の食材です。全粒粉のパンなどにそのまま入ってることがよくあり、味はそれほどしないんですが、口当たりが少しつるっとしています。その食感が好きで、わたしもパンに入れたりしていたんですが、あるとき、友達から、「フレックスシードってそのままだと食べても体に吸収されないんだよね~。だからパウダー状がいいんだよ。」と聞き、ガーン。うちにあった種をフードプロセッサーで粉状にしてやろうと思って回してみたんです。まぁ、見事に空振りでした。種が小さすぎて、そして、殻がかたすぎて一粒も粉砕できませんでした。が、スーパーに行くと簡単に粉状のものが手に入りました。何やってんだか。
このフラックスシードパウダー、友達はシリアルにかけたり、スムージーに入れたりしてるらしいですが、わたしは主に小麦粉の一部を置き換えてベーキングに使っています。気持ち、ヘルシーになるような・・・気持ち、ですけど。スコーンに入れても小麦粉だけのものと味はほぼ変わりありません。ただ、朝のチョコレート味の罪悪感が少しやわらぎます(わたしだけか)。朝だけと言わず、お茶、コーヒーのお供に、三時のおやつにもぴったりです、結構~甘いんで。・・・やっぱりチョコレートより砂糖の量の方が問題かもしれないな・・・。
- 中力粉 2 カップ (260g)
- フラックスシードパウダー 1/4カップ (約30g)
- ココアパウダー 大さじ3
- 砂糖 1/2カップと大さじ2 (約130g)
- ベーキングパウダー 小さじ1½
- 重曹 小さじ ½
- 塩 小さじ ¼
- バター(冷たいもの) 大さじ10 (145g)
- たまご 2個
- 生クリーム 1/2カップ (120cc)
- バニラペーストかエッセンス 小さじ1
- チョコレートチップ 1カップ
- サンディングシュガー(ざらめ)
- 中力粉、フラックスシードパウダー、ココアパウダー、砂糖、ベーキングパウダー、重曹、塩を大き目のボールに入れ、泡だて器で混ぜ合わせる。
- 小さく切った(2cm角)冷たいバターを1のボールに入れ、バターの粒が小さくなるまでナイフあるいはペーストリーカッターできり混ぜる。
- たまご、生クリーム、バニラをよく混ぜ合わせ、チョコレートチップと共に粉類の入ったボールに入れて、練らないように粉っぽさがなくなるまでへらで混ぜる。
- 打ち粉(分量外)をふったまな板の上に生地を出し、厚さ1cmになるようにのばす。生地を4cmx5cmの長方形に切り分ける。天板にベーキングシートをしき、3-4cm間隔に生地をのせる。サンディングシュガーをかける。
- 摂氏190度(華氏375度)に予熱しておいたオーブンで、約20分焼く。