最近は日本でも若者の間でハロウィーン行事が盛んになっているとのこと。パーティーに行ったり楽しそうですよね。わたしにとってはここ十年くらいはこどもの行事としてもはや義務化になっているイベント。こどもたちがたくさんいる(いや本当にたくさんいる)新興住宅街に住む身としては10月31日はボランティア活動に近いものがあります。
ハロウィーン用に小包装されたチョコレートやキャンディーを、訪ねてきたこどもたちにあげるんですが、あまりにひっきりなしにドアのチャイムがなるので家に入る暇もありません。終いには椅子とテーブルを玄関先に置いて渡していく始末です。
わたしがアメリカに引っ越してきた1990年代半ばには既に、手作り菓子や家で小分けにしたようなお菓子はあげれない風潮になっていました。こどもが貰ったお菓子の中に異物が入っていたいう事件が多発し、親たちの懸念が反映されたからです。わたし自身も知らない人から手作りのお菓子をもらったら、困っちゃうだろうなぁと思うので理解できます。ですが、そこで残念なのがアメリカのハロウィーンの伝統菓子、キャンディーコーンが楽しめないこと。キャンディーコーンとはオレンジ、黄、白色の砂糖菓子でトウモロコシに見立てて作ったとされる昔ながらのお菓子。非常に甘いんですが、甘い中にも懐かしい味がするキャンディーです。キャンディーコーンはたいてい大袋に入っているので、前記の理由でせっかくのハロウィーンにもらえないしあげれません。ま、各々自分で買って食べたら済むことなんですでどね。でも情緒がないじゃないですか。。。
インターネットでハロウィーン料理で検索するとあふれんばかりのハロウィーンレシピ。食品会社やフードブロガーが毎年競って新しいレシピを作り出しましす。この黒猫のクッキーもしかり。有名バター会社のレシピです。目にキャンディーコーンをうまくあしらってあるのがポイント。どうせあげられない手作りクッキーとどうせあげられないキャンディーコーン。いいコンビじゃないですかね。こどものハロウィーンパーティーなんかできっと重宝されるはず! オリジナルレシピではキャンディーコーンとチョコレートをつけてからオーブンで焼いているのですが、それではキャンディが溶けたり形が崩れたりするので、クッキーを焼いた後つけました。熱々のクッキーにつけると、余熱でキャンディが少し溶けるのでとれません。オーブンから出したてのクッキーにしっかり押し込んでください。
- 中力粉 1½カップ(200g)
- ココアパウダー(無糖)大さじ6
- ベーキングパウダー 小さじ1/4
- 重そう 小さじ1/4
- 塩 小さじ1/4
- 砂糖 1カップ(200g)
- バター 1/2カップ(115g)
- たまご 1個
- バニラエッセンス 小さじ1
- キャンディーコーン
- キャンディーコートチョコレート
- オーブンを175度(華氏350度)に予熱しておく。中力粉、ココアパウダー、ペーキングパウダー、重そう、塩を一緒にふるいにかけておく。
- スタンドミキサーのボールに砂糖とバターを入れ、中速で白っぽくなるまで混ぜる。たまごとバニラエッセンスを加え、さらに混ぜる。
- そこにふるっておいた粉類を加え、生地がまとまるまで低速で混ぜる。生地を取り出し、丸く平たくし、冷蔵庫で1−2時間冷やす。
- クッキー生地をめん棒で3−4mmにのばし、7.5cmの丸型で型を抜く。ベーキングシートをしいた天板の上に3cm間隔にあけて生地をのせ、指でつまんで耳を形作る。フォークを押して髭をつける。
- オーブンで7−8分焼く。焼きあがったらすぐにクッキーにキャンディーコーン(目)とチョコレート(鼻)をしっかり押し込んでつける。完全に冷めるまで天板に置いておく。