アメリカのバーやレストランで人気の前菜あるいはお酒のつまみの中に、バッファローウィングというものがあります。鶏の手羽先や手羽元を揚げたり焼いたりし、酸っぱ辛いソースに絡めたものです。バッファローソースの辛さはもちろん店によって違いますが、概ねかな〜り辛めです。
添えてあるセロリとディッピングソースのブルーチーズドレッシングを一緒に食べることでその辛さをやわらげてくれます。
昔、バッファローウィングという名前を初めて聞いた時、え、水牛の羽?、水牛にそんな部位があるのかしら、っていうか水牛食べるんだ、なんていうトンチンカンな考えが頭をよぎりました。もうご存知の方もおおいでしょうが、バッファローはここでは水牛ではなく、ニューヨーク州の町の名前で、そこが発祥の地だからということでこの名前がついたそうです。一説ではバッファローにあるとあるバーのオーナーがこの料理を考案したとか。そこからアメリカ全土に広がり、今やアメリカのどこのバーでも、特にレストラン並みに料理を提供するようなスポーツバーでなどでは必ずある定番のおつまみなのです。
いろんなレシピがありますが、多くは手羽先、手羽元を唐揚げにして、辛味だれをまぶすというのが一般的なようです。ここでは多めの油で揚げ焼きのようにしています。唐揚げと同じくらいカリッとしますし、家で揚げ物をするよりは手軽にできるんじゃないかと思います。たれの主な材料のホットソースは日本でもおなじみのタバスコを使いましたが、他のお好みのものでかまいません。私は個人的にはあまり辛いものを好みませんが、アメリカにはすごい種類のホットソースがあり、専門店まであるほどの人気ぶりです。お気に入りを見つけてバッファローソースを作ってみるのも楽しいかもしれませんね。ホットソースの量も調節してくださいね。かなり辛口です。
- にんにくのみじん切り 1かけ分
- 酢 大さじ4
- タバスコ 大さじ4
- 塩 小さじ1
- 手羽先・手羽元 16-18本
- 塩 小さじ1
- 薄力粉 1/4カップ
- コーンスターチ 1/4カップ
- サラダ油 大さじ4
- セロリ 適量
- ブルーチーズドレッシング 適量
- 鍋ににんにく、酢、タバスコ、塩を入れ、沸騰させたら火からおろす。にんにくを濾して冷ましておく。
- 手羽先・手羽元に塩をかけてもみ、10分ほど置いておく。
- 手羽先に薄力粉をまぶし、油を引いたフライパンで、きつね色になり中までしっかり火が通るまで20分ほど焼く。
- 焼いた手羽先を冷ましたソースでからめる。セロリとブルーチーズドレッシンブを添える。