クランベリーとピスタチオは、クッキーやビスコッティで人気の組み合わせ。クランベリーの赤とピスタチオの緑色のコンビネーションから、クリスマスクッキーに使われたりします。甘酸っぱいクランベリーと香ばしいピスタチオ、そしてオレンジ風味の生地がなんともマッチして、私のお気に入りのクッキーでもあります。
日本ではクリスマスのスイーツと言えばケーキが一般的ですが、アメリカではクリスマスと言えばまずはクッキー。家族親戚だけでなく、幅広く贈り物をする習慣があるので、気軽に焼けてちょっとしたギフトになる手作りクッキーは大変便利です。この時期のフード系のテレビや雑誌も、ありとあらゆるクッキーレシピを紹介し、「クッキースワップ」という手作りクッキーの交換会を開く人達もいるくらいです。製菓材料やクラフトの専門店には、クリスマス用のクッキーやキャンディーのラッピング用品が山のように並び、それがまた飛ぶように売れるんです。
今日はクリスマス休暇に入る前の最後の日。アメリカの学校では、クリスマス前に先生やお世話になった方々にちょっとしたギフトを贈るのが習慣となっていて、手作りクッキーもその定番です。クラス単位で保護者から少しずつお金を集めて、先生の好きそうなお店のギフト券をあげたりもするんですが、それプラス子供作のカードや手作りのクッキーなどを先生に贈るのも一般的。我が家も、学校や幼稚園でお世話になった方に少しずつですが(もらって迷惑にならないように)、クッキーと子供の手書きのカードを用意しました。フロスティングたっぷりのクッキーは、ここのところ毎日のようにホリデーイベントが続く学校できっと食べ飽きるほどのことでしょうから、今年はちょっと甘さを控えて食べやすい(ほんとか?)このクッキーにしました。
たくさん作ったと思ったのに、子供達の手が横からなんども伸びて味見されたのと、完成直後にこれまたお隣さんのおじさんがたくさん差し入れを持ってきてくれて、そのお返しに少しお裾わけしたりで、あっと言う間になくなってしまいました。この時期、この手のクッキーは何種類か作っていつでも渡せる状態にしておくのが良いかもですね。
冷凍冷蔵保存のできるアイスボックスクッキーですので、棒状にしてラップしてから冷蔵庫か冷凍庫で保存し、焼きたい時に切って焼けるのも便利です。温かい紅茶ととっても合うクッキーです♪
このレシピは、Gourmetマガジンのものを参考にしました。
- 中力粉 1½カップ(200g)
- シナモン 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/4
- 無塩バター(室温)3/4カップ(165g)
- グラニュー糖 1/4カップと大さじ2(75g)
- オレンジの皮(すりおろし)小さじ1/2
- ピスタチオ(殻なし)1/2カップ
- ドライクランベリー 1/3カップ
- 卵 1個
- ざらめ 適量
- 中力粉、シナモン、塩をボールに入れて混ぜ合わせておく。
- 別のボールに、バター、グラニュー糖、オレンジの皮を入れ、電動ミキサーで白っぽいクリーム状にする。
- 1の粉類を3度にわけて2に入れて混ぜ合わせる(そぼろ状のような状態。)
- ピスタチオとクランベリーを加えて混ぜる。
- 4をひとまとめにして、2等分にし、それぞれを4センチ角の幅の棒状にする。ラップをして冷蔵庫で最低2時間、良く冷やす。
- オーブンを摂氏175度(華氏350度)に予熱する。クッキー生地を冷蔵庫から取り出しラップを外し、表面に溶き卵を塗りざらめをつける。7ミリ程度の厚さにスライスし、ベーキングシートを敷いた天板に並べ、オーブンでうっすら焼き色がつく程度に15−18分焼く。