3月17日は、年に一度のアイルランドのお祭り、セントパトリックスデー。アイルランド系の移民であっても、そうでなくても、なんとなく理由をつけてなんでもお祝いしたいところがアメリカン。まあ、日本人がクリスマスを祝うような感覚でしょうか。この時期になると、アイルランドにちなんだ緑色のシンボルカラー、四葉のクローバーのモチーフ、そしてアイルランドの食べ物&飲み物があちこちで見られるようになります。そして、そういう行事ごとが大好きな私も、なんとなく気分を盛り上げるために、アイリッシュコーヒーを作ってみました。
アイリッシュコーヒーとは、コーヒーショップでというよりはバーで出される飲み物。コーヒーの仲間というよりはカクテルなんですよね。普通に炒れたブラックコーヒーに、アイリッシュウイスキーと砂糖を混ぜ、そして上から生クリームをたっぷりのせます。私が初めてアイリッシュコーヒーを飲んだのは、20代後半から30代にかけて長年住んでいたサンフランシスコ。夏でも霧がかかり寒い日が多いところですが、そんな寒い夜にダウンタウンあたりの古い老舗のバーでお友達と一緒に何度かこのアイリッシュコーヒーを飲みました。ディナーを食べた後、ちょっとコーヒーも飲みたいけど、アルコールも飲みたいっていう時にぴったりのドリンク。食後のコーヒー感覚でお友達とおしゃべりしながら飲んでいると、いつの間にかほろ酔い気分になっているんですよね。
最近はすっかりファミリーライフの毎日で、バーでお酒を飲むことも滅多になくなってしまいましたが、ウイスキーの一本くらいはお家においておくのも良いですよね。ちょうどセントパトリックスデー前ということで、このアイリッシュウイスキーが安売りしていたので、今年はこれで祝うぞということで買ってきました。ウイスキーというと、スコッチやバーボンの方が馴染みがあるかと思いますが、このアイリッシュウイスキー、悪くないです。味がすっきりしていて、飲みやすい。アイリッシュコーヒーには、やはりアイルランド製のウイスキーでないと駄目なんだそうです。
そこまでこだわる必要あるのかな?と思いながらも、買ってきたアイリッシュウイスキーで早速アイリッシュコーヒーを作ってみたら、う〜ん、これがイケる!というか、これ、かなりハマります。ヤバい。今週は毎日(昼間から飲まないよ!)飲んでしまいそうな気分です〜。
下のレシピは目安までです。バーで出されるのは結構アルコール効いてるので、もっとウイスキーの割合が高いと思うのですが、私にはこれくらいの配合がちょうど飲みやすいかな。お酒は苦手という方なら、半量くらいでも風味だけは十分味わえますよ。アメリカでは、アルコールなしでもアイリッシュコーヒーの味を楽しみたい人用に、アイリッシュクリームっぽいフレーバーのコーヒーフレッシュのようなものが売っているほどで、この味は人気があるようです。ベイリーズなどのアイリッシュクリームリカーをコーヒーに入れる人もいますが、本物のウイスキーと生クリームを好きな配合で入れる方が、味はすっきりして甘さも調節できるので私好み。
忙しい一日の終わりに、アルコール入りの甘いコーヒー、ほっとしますよ!これ、毎日飲むのはやっぱりヤバいですね。。。でも時々、食後のこれを楽しみに、一日を乗切るというのもいいのではないでしょうか。
- ブラックコーヒー(ホット)200ml
- 砂糖 小さじ1から1½(好みで調整)
- アイリッシュウイスキー 大さじ1
- 生クリーム(軽く泡立て)大さじ1ほど
- カップにコーヒーを注ぎ、砂糖とウイスキーを入れて混ぜる。
- 上から軽くもったりなる程度に泡立てた生クリームをのせる。